コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

【読書メモ】世界一周 わたしの居場所はどこにある!?

読みだしたら止まらない本にひさびさに出合った。

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Kindle版571円) 

 

テンポがいい。リズムがいい。

先日読書メモに記した天才シナリオライターライトノベルでもこう評した。

しかしこの本の著者は本業が文筆業ではない。

仕事で知り合った自他共に認める天才マーケターであり会社経営者である。

 

この本を読むと、その文体からまるで「もはや日記とかそういう次元ではない」の熊谷真士を思わせるが、そうではなく熊谷真士がこの著者の西井さんのスタイルに似ているというべきであろう。何しろこの西井さんの本が出たのは2013年7月、もう5年も前の話だ。

manato-kumagai.hatenablog.jp

 

しかもこの本は旅行記として、著者自身が命がけで(大げさではない)体験した、普通ならとても行けない世界各地の情景と人々の営みが描かれている。

【読書メモ】財政破綻後 危機のシナリオ分析

必読書である。

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6名の気鋭の執筆者には友人も含まれているのと、何よりこのテーマは日本にとって安全保障と並びに喫緊かつ重大であるからだ。

書名はセンセーショナルだが、内容は極めて科学的・論理的であり、類書にない示唆に富んでいる。

Amazonレビューで主張の異なる学者によると思われる攻撃があるためか評点は低くなっているが、もとよりAmazonの評点はあてにならないので無視してよろしい。

特に第4章「公的医療・介護・福祉は立て直せるか」は、自分の研究会のテーマにも直接関連し、かつ我々国民にとってきわめて深刻な問題である上、筆者の論旨は明快かつ具体的な打ち手が示されているので、政策担当者・官僚には既に遅きに失したと思わず直ちに断行していただかないと困る。

具体的な事例も豊富かつ適切である。

国が異なればシステムも異なるから単純な比較はできないとはいえ、1991年の旧ソ連で何が起きたのか、2011年のギリシャ財政破綻後の医療崩壊がどれほどのものだったかという事実は、きわめてビビッドであり、震撼する内容である。

カウンセリング体験

先日、カウンセリングを受けてきました。

カウンセリングというと、一般的には臨床心理士が精神を病んだ人に対して療法の一つとして行われるもの、という形で受け止められる傾向が強いと思うが、今回のカウンセリングを受けた目的は、「治す」ことではなく、「もっと元気になる」こと。

健康維持のアナロジーで言えば、疾病に罹った或いは怪我をしたから病院に行く、というのではく、いまよりもっと健康になるためにトレーニングをしたりコーチングを受けたり、ということに該当すると思います。

このようなカウンセリングをしてくれる優秀なカウンセラーはあまりいません。

いろいろ探した結果、今回カウンセリングをお願いしたのは丸尾さんです。

kokoo.jp

東銀座の歌舞伎座の裏手にあるコーヒーの美味しいカフェで90分のセッション。

丸尾さんはイチローになんとなく面影が似ているさわやか青年です。

いままでいろんな分野の専門家に会ってきましたが、これまでに会ったことのないタイプの方で、第一印象からして安心してなんでも話せる感、包容力を感じる、無駄な力が入っていない自然体の方です。

実際に何を話し、どういうヒントが得られたかはとても個人的なものなので詳しくは共有できないのですが、3つも新しいアイデアが得られ、期待以上でした。

最も重要なアイデアは、成長のパラドックス、あるいは上達のパラドックス。成長を目指すと成長できない。これは仕事でも趣味でも言えることだと思います。

永田鉄山という人

訳あって日本の近現代史を勉強しているが、歴史にたらればは禁物とはいえどもしこの人が生きて活躍していたらと思う人物は永田鉄山ではないかと思うに至る。

永田の前に永田なし永田の前に永田なしと言われるほどの空前絶後の頭脳であったらしい。陸軍においては。

どれほど明晰であったかとても興味はある。

第一次大戦の調査をすべく渡欧し、次の大戦を予期し、兵器の進化を確信して日本の経済力拡大の必要性を信じ行動に移した人物。

しかし執務室である日突然同僚に惨殺されてしまう。

日本の社会システムはこういう人物を昔も今も排除するようになっているのかもしれない。

だとするとあまり希望は持てない。

沖縄弾丸出張で思ったこと

沖縄には小学生の頃親に連れていってもらったのも含め離島も本島も併せて10回は行っていると思いますが、今回初めて出張で1泊弾丸出張してきました。

夜に那覇入りし翌朝には北部の会社社長と重要な話をする約束であり、金曜のうちに東京に戻って他の仕事をせなばならないため強行軍となりました。

そうなるとせめてもの楽しみは夕飯しかありません。

オリオン生。

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からのおつまみ一式

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国際通りの目についた店に入りましたが正解でしたね!

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これはサザエのつぼ焼き。切らなくてもいいのにね。

 

沖縄はいずれ住みたいところではありますが、その歴史は理解せねばなりません。

地政学的に重要な地域でもあります。

本島だけではありません。

往復のフライトで第一次大戦と第二次大戦の間の日本の歴史に関する論文を読んでいました。

敗戦は必然であったと思うしかありません。

先見の銘を持った極めて優秀な人材を活かすことができなかった日本。

構造的問題は今も解決されていない。

日本人である以上日本に期待したいが主権国家として行使し得る手段を事実上奪われている日本。

何か自分にできることはないのか。

ずっとそればかり考えていた今回の出張でした。

答は出ていません。

 

しかし今回もずっと雨。

会った社長さんに聞いたら梅雨入りしたのに前日まで晴れ。ぼくが着いてから雨が降り始め帰途那覇空港に着いたら晴れた。

前回本島に来たときは土砂降り。

もしかして雨男?

ショパンエチュード作品25第6「三度」の本質的な難しさと意義

ショパンエチュード全27曲(作品10、作品25、新エチュード)中、よく最難曲として挙げられるのが10-2と並び25-6である。

個人的には25-6は音楽的には最難曲ではないと信じているが(25-5や10-11の方が難しい)、さはさりとてかなりメカニカルには困難な曲である。

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指定速度(♩=138)で、三度を粒を揃えてレガートで弱音で弾くということ、それ自体がきわめて難しい。

25-6に取り組むことの意義はしかし三度が弾けるということのみではない。

瞬時の脱力と手の柔らかさに最高水準の技術を要求される。

また、この曲は指先だけで弾くものではなく、手首や腕の動きとのコーディネーションも必須である(他の曲ももちろん同様)。

この曲をマスターすることの意義は、ショパンの多くの楽曲を弾くうえでとても重要な意義を有する。

たとえばショパンのピアノ協奏曲1番、2番、幻想ポロネーズマズルカのいくつか、プレリュード24番、子守歌などである。

 

この曲の演奏は、YoutubeやCDでおそらく50名以上のピアニストの演奏を聴いている。ショパンコンクール優勝者であるダンタイソンや同コンクール入賞者である海老彰子の演奏もきわめて高い水準の演奏であるが、個人的にはおそらくショパンが求めた音楽に最も近いと思われる演奏を音源としてお勧めしたい。

www.youtube.com

レヴィーンが如何に偉大なピアニスト、いや音楽家であったかはその経歴だけをみても想像に難くないが、この演奏にその一端が十分にうかがえる。

ヨゼフ・レヴィーン - Wikipedia

惜しむらくはレヴィーンの音源があまり残されていないことである。

国立国会図書館を使いこなす

最近仕事の情報収集の一環として、自ら国会図書館を使うようになった。

以前はジュニアのチームメンバに任せていたが、情報を探しながら、得られる情報、得られない情報の状況、また得られた情報でその場で知見を得ながら、情報収集・分析のアプローチを考えるほうがアジャイルなので、自分で使うようになった。

国立国会図書館―National Diet Library

 

手っ取り早く情報を得ようと思えば「ググる」のが最も迅速ではあるが、自分が調べようとしている情報はGoogleでは得られない、すなわちオープンなインターネット上には無いことが多い。そもそもデジタルになっていない。

歴史、地理、音楽、美術、文学などは特にそうだ。科学技術でも多くはデジタルになっていない。

アナログの情報を得ようとしてAmazonで検索しても、絶版になっていたり、中古ですら手に入らないことがしばしばある。

こんな時に頼りになるのが国会図書館である。

国会図書館はそもそもその名のとおり立法のための情報収集を目的とする図書館であるから、その蔵書は極めて広範かつ多量である。

蔵書数だけをとっても、その数は4,200万点を超える。

 

参考:数字でみる国会図書館: 

統計|国立国会図書館―National Diet Library

 

ちなみに昨日も出張前に寄ってきたが、調べたテーマは公私共に以下のとおり:

皇道派と統制派

・沖縄と中国の関係

メシアン

ブロックチェーンの応用

量子コンピュータ

・ダイソン球

・白ミサ

波照間島

・三次元形状検索

・・・といった具合である。そしていくつか雑誌記事など複写してきたが、その多くはググっても出てこない、あるいはAmazonでも買えない書籍である。

 

これまで4回ほど平日に利用しているが、朝から多くの人が利用している。

仕事の人もいるし、趣味の人もいるようだ。

もっと活用されてもいいと思う。