コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

国連英検特A級二次試験受けてきました

昨日7/8は2018年第一回国連英検A級特A級の二次試験でした。

一次試験の合格通知と共に送られてきた二次試験の案内にある時刻と試験会場に10分ほど早めに着き、受験票と身分証を提示して受付完了。

会場は新宿の宝塚大学東京校でした。

受付時間の10:15から控室の大教室で待つこと40分。やっと受験番号が呼ばれて別の階の試験室前で待機。前の方が試験室前の椅子で待っています。

前の前の受験者のインタビューがかなり聞こえてくるので、「あ この質問はタフだな」とか考えていると緊張感が募ります。

面接時間は15分と聞いていましたが、前の人もその前の人も17分はかかっていた気がします。

面接後には試験官が採点票に採点するのでその時間も合わせると一人20分はかかっています。

そしてやっと自分が呼ばれました。

試験官は2人で、1人は米国人、もう1人は日本人で元国連大使だそうです。

まずは自己紹介。名前、仕事、趣味など簡潔に説明します。いつもSkypeレッスンでやっているのでこれは慣れています。

Interview sheetに書いたことについて質問はなく、ただなぜ国連英検を受けたのかと聞かれたので「現代において国連の意義と役割は一層重要性を増しており、国連の活動について学び直すのによい機会であると考えた」とだけ答えました。これはあまり良い回答ではなかったかもしれませんが、本心を流暢に答えられたのでスタートとしては良かったと思います。

 

本編での質問はなかなかタフでした。たとえば次のようなことを聞かれました(順不同):

  1. 先日のシンガポールでの北朝鮮と米国の首脳会談をどう評価するか?
  2. 米中貿易の緊張における国連の役割は何か?
  3. 国連の組織はこのままでよいか?
  4. 広がる所得格差を国連はどう対処すべきか?
  5. AIが仕事を奪うという人もいるがどう思うか?BI(ベーシックインカム)を導入すべきか?国連がすべきことは何か?

など。

1点目については、米国が求めた非核化について短い合意文書には非核化の手法も時間軸もKPIも明記されていないので基本的には無意味であり、せいぜい象徴的な意味しかない。あるとすれば国際情勢に疎い日本人の意識を少し高めた程度、と答えました。また、ここから発展して「北朝鮮をめぐる情勢の将来は楽観できるか?」と聞かれたので、「まったく楽観できない。北朝鮮がdenuclearizationを受け容れる等あり得ない。米国は一方で東アジアにおける緊張を実際には軍産複合体(military-industry complex)の圧力もあり維持しなければならないため、この地域における問題解決は難しいだろう」と即座に答えました。これについては審査官二人とも大きくうなずいていました(答の正否が得点につながるとは思えませんが、よい議論になった点は評価されることでしょう)。

2点目については、大国間の取引に直接介入できなくとも、国際ルールを設定することや相剋する国の利益を議論する場としての重要性は存続する、と答えました。国連の第一の役割はtown meeting of the worldであり唯一無二の存在であると。トランプ大統領自国第一主義については、「率直に言って(Qute frankly speaking)まったく現在のビジネスにおける多国分業を理解していない。彼の発言はunpredictableでsporadicだが、それにしても例えばAppleiPhoneの精密部品の一部が日本で生産されていたり、重要なrare metalは中国産だったりと、既にpurely made in Chinaとかpurely made in USAなどということは自動車においてもそうだが旧い考え方なのであって、まったく意味を成さないどころか世界経済にとってマイナス以外の何物でもない」と例を挙げて説明しました。自分が関わっている仕事から見て重要な問題なので、具体的に答えられたことは良かったと思います。

3点目については、組織を大きく変える必要は無いが、あまりに専門分化し巨大化し複雑化しているので、たとえば2005年のDelivering as Oneイニシアチブを再訪すべきではないか、その意味で、史上最もオープンに選出された現国連事務総長のアントニア・グテーレスの施策の方向性は良いと思うし大いに期待している、と答えました。

4点目については、自分が尊敬する人物にJack Welch(GEのかつてのCEO)と書き、「なぜ尊敬するのか」と聞かれたので、「あれだけの大企業において短期間に改革に成功したのは彼をおいて他にいないから」と答えたところ、「ジャックウェルチはかなり高額の報酬を得ていたが、拡大する所得格差についてどう思うか」からの延長ですが、はっきり言って大企業のCEOの所得に対して国連が何ができるわけでもすべきでもないので、諸国間や国の内部における貧富の格差に問題を一般化した上で、まず国連はその実態を明らかにし広く知らしめることが重要である、という模範的な回答にとどめました。

5点目については、まずAIが仕事を奪うのでBIを導入する、というのは実際にAIが多くの仕事を奪い失業者が大量に発生するのであれば考えられる方策ではあるものの、自分の意見としては早晩そのようなことはそもそもAIやロボットがとても「スマート」とは言い難く、工場で働くパートのおばさん達の方がよほどスキルが高いことを例として挙げつつ(ただしその一方で銀行のバックオフィスの間接業務のようにルーチンで標準化された仕事はAIにやらせるべき)という回答としました。BIについては意見を述べませんでしたが、そもそも「AIで仕事を奪われるという説に疑問あり」と最初に述べたので、審査官の質問の意図を理解していないということにはならないはずです。というかこの時点ですでに時間を超過していたので、回答は短めにしました。

 

評価項目は1.質問の理解、2.スピーキング力(発音、流暢さ等)、3.コミュニケーション力(質問に対する応答)、4.知識、それぞれを10段階で評価し、例年だと6点前後で合格ということですが、詰まることなく自分の言葉でスムーズに答えられ、かつ自分回答から発展して議論もできたのでコミュニケーションのポイントも高くなっていそうですし、自己評価では十分行けたのではないかと思います。

結果が出るのは8月中旬だそうです。

ボツワナはアフリカの奇跡なのか

ボツワナについて調べていたら、こんな記事を見つけた。

diamond.jp

そもそもボツワナという国名は人口の8割を占めるツワナ人の、「ツワナ人の国」という意味なのだそうだ。

内陸の国で、日本より大きな国土面積(60万km2)を持つが国土の多くはカラハリ砂漠で人口は首都ハボローネに集中、世界で最も人口密度の低い国のひとつ(3人/km2)。

この国について注目すべきは政治の安定と経済成長である。

1966年の独立以来、議会民主制が敷かれ、クーデターや内乱は一度も起きていない。

独立当時は世界の最貧困の一つであったが、1967年にダイアモンド鉱山が発見され、これにより教育や医療といったインフラに投資、世界最長の景気拡大と経済成長率を維持し続け、今では国民一人当たり7,000ドルのGDPとなっているそうだ。

しばらく聞かないうちに良くなっている国もあるのだ。中学で習った頃の認識はまったく当たらない例がボツワナウルグアイだ。

 

国連事務総長という世界で最も困難な仕事

だと思う。

194か国(現時点)の加盟国の利害の相剋。

巨大で専門分化が進んだ組織。

深刻化する国際的諸問題(紛争、難民、貧富の格差、環境等)

曖昧な権限と重い責任。

 

歴代の国連事務総長をおさらいしてみる。

国連憲章を暗唱せよ

日本人にはあまりなじみのないものであるが、憲章(Charter)というものは、特定の組織やプロジェクトを方向付ける最上位概念である。

国連憲章は国連設立の際、すなわち1945年6月26日にサンフランシスコで開催された連合国会議で調印された。

国連憲章の日本語訳は国際連合広報センターにあるが(http://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/)これが不親切というか親切というか対訳になっていないので、対訳にしてみた。

国連憲章は19の章と111の条項からなる長大なものであるが、覚えておくべきは第1章の2条なのでここではこの2条だけ対訳する。この2条だけは暗唱できるようにしておくことが必要らしい(もちろん英語で)。

 

Preamble(序文)

WE THE PEOPLES OF THE UNITED NATIONS DETERMINED

われら連合国の人民は、

to save succeeding generations from the scourge of war, which twice in our lifetime has brought untold sorrow to mankind, and

われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、

to reaffirm faith in fundamental human rights, in the dignity and worth of the human person, in the equal rights of men and women and of nations large and small, and

基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、

to establish conditions under which justice and respect for the obligations arising from treaties and other sources of international law can be maintained, and

正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、

to promote social progress and better standards of life in larger freedom,

一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること

 

AND FOR THESE ENDS

並びに、このために、

to practice tolerance and live together in peace with one another as good neighbours, and

寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、

to unite our strength to maintain international peace and security, and

国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、

to ensure, by the acceptance of principles and the institution of methods, that armed force shall not be used, save in the common interest, and

共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、

to employ international machinery for the promotion of the economic and social advancement of all peoples,

すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、

 

HAVE RESOLVED TO COMBINE OUR EFFORTS TO ACCOMPLISH THESE AIMS

これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。

Accordingly, our respective Governments, through representatives assembled in the city of San Francisco, who have exhibited their full powers found to be in good and due form, have agreed to the present Charter of the United Nations and do hereby establish an international organization to be known as the United Nations.

よって、われらの各自の政府は、サンフランシスコ市に会合し、全権委任状を示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。

 

CHAPTER I: PURPOSES AND PRINCIPLES(第1章:目的と原則)

 

Article 1(第1条)

The Purposes of the United Nations are:

国際連合の目的は、次のとおりである。

To maintain international peace and security, and to that end: to take effective collective measures for the prevention and removal of threats to the peace, and for the suppression of acts of aggression or other breaches of the peace, and to bring about by peaceful means, and in conformity with the principles of justice and international law, adjustment or settlement of international disputes or situations which might lead to a breach of the peace;

国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること。

To develop friendly relations among nations based on respect for the principle of equal rights and self-determination of peoples, and to take other appropriate measures to strengthen universal peace;

人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の友好関係を発展させること並びに世界平和を強化するために他の適当な措置をとること。

To achieve international co-operation in solving international problems of an economic, social, cultural, or humanitarian character, and in promoting and encouraging respect for human rights and for fundamental freedoms for all without distinction as to race, sex, language, or religion; and

経済的、社会的、文化的または人道的性質を有する国際問題を解決することについて、並びに人種、性、言語または宗教による差別なくすべての者のために人権及び基本的自由を尊重するように助長奨励することについて、国際協力を達成すること。

To be a centre for harmonizing the actions of nations in the attainment of these common ends.

これらの共通の目的の達成に当たって諸国の行動を調和するための中心となること。

 

Article 2(第2条)

The Organization and its Members, in pursuit of the Purposes stated in Article 1, shall act in accordance with the following Principles.

この機構及びその加盟国は、第1条に掲げる目的を達成するに当っては、次の原則に従って行動しなければならない。

The Organization is based on the principle of the sovereign equality of all its Members.

この機構は、そのすべての加盟国の主権平等の原則に基礎をおいている。

All Members, in order to ensure to all of them the rights and benefits resulting from membership, shall fulfill in good faith the obligations assumed by them in accordance with the present Charter.

すべての加盟国は、加盟国の地位から生ずる権利及び利益を加盟国のすべてに保障するために、この憲章に従って負っている義務を誠実に履行しなければならない。

All Members shall settle their international disputes by peaceful means in such a manner that international peace and security, and justice, are not endangered.

すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない。

All Members shall refrain in their international relations from the threat or use of force against the territorial integrity or political independence of any state, or in any other manner inconsistent with the Purposes of the United Nations.

すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。

All Members shall give the United Nations every assistance in any action it takes in accordance with the present Charter, and shall refrain from giving assistance to any state against which the United Nations is taking preventive or enforcement action.

すべての加盟国は、国際連合がこの憲章に従ってとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合の防止行動又は強制行動の対象となっているいかなる国に対しても援助の供与を慎まなければならない。

The Organization shall ensure that states which are not Members of the United Nations act in accordance with these Principles so far as may be necessary for the maintenance of international peace and security.

この機構は、国際連合加盟国ではない国が、国際の平和及び安全の維持に必要な限り、これらの原則に従って行動することを確保しなければならない。

Nothing contained in the present Charter shall authorize the United Nations to intervene in matters which are essentially within the domestic jurisdiction of any state or shall require the Members to submit such matters to settlement under the present Charter; but this principle shall not prejudice the application of enforcement measures under Chapter Vll.

この憲章のいかなる規定も、本質上いずれかの国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国際連合に与えるものではなく、また、その事項をこの憲章に基く解決に付託することを加盟国に要求するものでもない。但し、この原則は、第7章に基く強制措置の適用を妨げるものではない。

月に行きたい理由を英語で説明する

日曜に迫った国連英検特A級二次試験の準備のため、月に行きたい理由を英語で説明してみる。

想定する質問は、"What is your dream? Please explain why that is your dream."である。

(というオープンな質問は咄嗟に答えることが難しいからだ)

My dream is to go to the moon. Although it may sound childish, that has a good reason for that to be my dream.

Going to the moon has been my dream for a long time, since my childhood. My father was a physicist, and has recommended science-related books since I was barely able to read letters, which I believe when I was three years of age.

My best guess on the reason is that the universe, beyond the planet we are born on and live, the vast expanse of it, the unknowns, stimulated my curiosity immensely, and captured my mind with great force. It might be called a fascination, not exactly the same as a dream, but at least I can say that I was fascinated with the moon as the closest astronomical object to our mother planet.

Going to earth propelled scientific and technological develoment over the past six decades, and the United States and Russia successfully made it to the moon.

It is to my great surprise that the computer which was the brain of Apollo 11, which landed on the moon for the first time on July 20, 1969, under the command of Neil Armstrong, was not as powerful as a smartphone we daily use today.

Just as the moon drove the technological development of us humankind, it has also been driving my personal development as well, in terms of physical and mental soundness, ability to communicated in English, professional expertise especially in project management, to name a few aspects.

Every night I look up and see the moon when the sky is clear, and every time I see the moon I imagine myself standing on the surface of the moon, looking over the Earth from there.

I certainly believe that the experience of going to the moon would raise me up to the next level, to be able to see things more objectively, in addition to an unfathomable degree of joy and happiness.

国連という組織はコンサルを燃えさせる

こんな記事がある。

「70年と0.5兆ドル後に国連は何を成し遂げたのか」
https://www.theguardian.com/world/2015/sep/07/what-has-the-un-achieved-united-nations

 

そもそも国連(UN, United Nations)は何のためにあるのか。公式には第三次大戦を未然に防ぐためであり、第二次大戦を防げなかった国際連盟(League of Nations)の発展的解消である。この大義に誰も異論を唱えないであろう。

 

しかし1945年に設立されて70年が経ち(この記事は2015年のもの)、5,000億ドル(約55兆円)を費やした国連が何を成し遂げたというのか、国連による世界の平和と安定への貢献がこの金額に見合うものがあるのか、確かに何百万人の生命を救ったことは認めるものの、一方で官僚的で腐敗した巨大組織になってしまったのではないか、とこの英国Guardianの記事は述べている。

 

痛烈な批判である。

 

歴代の事務総長(Secretary General)の中でも最も評価が高いとされるハマーショルド(Hammarskjöld)は、国連は何のために創られたのかという問いに対して:

The United Nations was created not to lead mankind to heaven but to save humanity from hell.

と答えたという。

設立当時、このhell(地獄)が何を意味していたかを問う必要はどこにもなかった。戦禍である。それは誰の目にも明らかであった。

戦争以外にも地獄はある。たとえば貧困、飢餓、病気がそうである。

国連は途上国における貧困、飢餓、病気の撲滅において多大な貢献をしてきた。

たとえばWHOはかつて世界中で人類の脅威であった天然痘(smallpox)を撲滅させた(eradicated)。1980年にWHOは天然痘撲滅宣言を出している。天然痘は人間の意図的な努力によって撲滅された最初の伝染病とされている。

一方でWHOは、Congo等でもEbolaウィルス感染拡大を防げなかったとして批判されてもいる。

されどWHOはグローバルに医療の標準とされている国際疾病分類を作成・更新するなど、その活動は医療と密接に結びついている。

また、第7代事務総長であるKofi Annanがグローバル医薬品メーカーのトップを集めて、アフリカにおけるHIV対応を促した(つまり抗HIV薬の価格を下げなさい)ことも国連にしかできないことである(FDAやEMAにできることではない)。

WHOの貢献は多くの国連機関の中でも明確なものであろう。

他の国連機関の貢献はWHOほど明確ではなく、そして仮に貢献があったとしても計測することは難しい。

より判りやすいのは国連に勤務する職員の数、予算の膨張である。この記事はかなり仔細にそれを述べている。これについて数字をとり批判するのは容易である。確かにある程度国連組織が肥大化し、民間企業に較べると非効率、非生産的であることは確かであろう。そして国連改革は国連の歴史において何度も唱えられ実行されている(らしい)が、その成果もみえにくい。前事務総長のBan Ki-moonによると「かなり変わってきている」というが、国連基準では変わってきているとしても、客観的にはそうではないかもしれない。

 

こういう組織を目にするとコンサル根性がうずく。燃える

ガバナンスの不在、組織としてのビジョンの欠如(理念はビジョンとは異なる)、業務非効率、といった問題はいずれもみたら解決したくなってしまうものばかりだ。

国連史上最もオープンに選出された現事務総長Antonio Gutiérrezには大いに期待している。彼だったらプロジェクトオーナーになれるかもしれない(会ったことはないが)。

ドバイに行きたい理由

いま一番行きたい国はUAEアラブ首長国連邦)である。とりわけドバイ首長国(Dubai emirate)である。ずばりドバイである。

Dubai

そこは世界の最先端が集う都市。

最先端の技術、最先端の情報が集まり、最先端の取組が国を挙げて成され次々に新しいものが生まれる。

2017年の世界の空港別の国際線旅客数ランキングでドバイ国際空港は世界一だったそうだ。

jp.reuters.com

かつて自分にとってドバイといえばブルジュ・ハリファ、現在世界最高の高さを誇る建築物をこの目におさめたい、それだけの都市でしかなかった。

ブルジュ・ハリファもそろそろ世界最高の建築物の地位を譲ろうとしている。

公表されていないがおそらく1kmの高さになるであろう超高層が工期前倒しで建設が進み、2020年に竣工する予定とのことである。

www.timeoutdubai.com

 

ドバイでは次々にイノベーションが生まれる。いずれも日本では向こう10年を考えてもほとんど実現しそうもないものばかり。

www.digitaltrends.com

 

そして期待しているのがHyperloop!実現すればドバイとUAEの首都アブダビ(距離140km)をわずか12分で結ぶそうだ。この距離は東京から静岡とほぼ同じで、ひかり号で1時間かかる。

hyperloop-one.com

中国の技術力はどれぐらいすごいのか

いま最も関心があることといえば中国の技術力。

先日ある研究会で仮想通貨(暗合通貨という方が正しい。cryptocurrency)の話題だった。

ビットコインのマイニングは、かつては素人でもがんばればできたのだが、今では一握りのプロ(組織)による上位寡占化(oligopoly)が進んでいる。そしてその上位を占めるのが中国勢。

写真も見せてもらったが、中国の奥地、内モンゴル自治区Inner Mongolia Autonomous Region)に、巨大な工場があり、ひたすらコンピュータが並んでいる光景。莫大な電力を消費するため電気料金の安い奥地なのだという。

探してみたら記事があった。一日の収入は700万ドル(約8億円)だという。

qz.com

これは中国のテクノロジー優位性を物語る一つの例でしかない。

 

世界のスーパーコンピュータのランキングが半年に一度公表されているが、先月発表された最新のランキングでは2位と4位に中国のスパコンがランクされている。

June 2018 | TOP500 Supercomputer Sites

2位のSunway Taihulight(神威・太湖之光)は前回2017年11月時点では世界一であった。

 

US Newsが世界の大学ランキングを発表している。総合ではHarvardが1位となっているが、学部別にみると、Computer Scienceでは清華大学(Tsingha University)が1位である。

https://www.usnews.com/education/best-global-universities/search?region=&subject=computer-science&name=

そして9位には華中科技大学(Huazhong University of Science and Technology)、10位には浙江大学(Zhejiang University)と世界のトップ10に3校もランクインしている。

(ちなみに日本の大学でこの学部で最高位は91位の東京大学。正確には東京大学にはコンピュータサイエンス専攻というものはなく情報科学である)

 

AIでは百度(Baidu)の最近のこの記事が気になる。IBM Watsonも医療への応用を進めているが、このBaiduのすごいのはがん特定の精度のみならず、オープンソースということである。

www.digitaltrends.com

しかし如何にAIのアルゴリズムが優れていても、分析の対象となるビッグデータがなくては意味がない。中国の恐ろしいところは、国家権力でビッグデータを収集することができることだ。医療AIに関しては他のどの国も企業も中国には太刀打ちできないかもしれない。

 

このサイトが9つの先進技術の例(先述のスパコンを含む)が挙げられている。

www.techworld.com

 

その他にも、みればみるほど中国の先進性がみえてくる。たとえばAlibabaのキャッシュレススーパー。便利そうである。

www.businessinsider.com

 

 

国連英検特A級二次試験準備

結果通知が来た(そして見た)のが金曜の晩だったし、ここ数か月あまりに仕事が忙しい(やること多すぎ)こともあり、まったく手付かずであった国連英検特A級二次試験の準備を開始!

昨日は午後にコンクールの予選であったため、午前中は朝から5時間ピアノの練習に没頭。

  • 出かける前に、受験前に記入するインタビューシートからの質問も想定し、過去のインタビューシートの画像(持っていた国連英検過去問集の付録と同じだった)をA4で印刷して、聞かれたら自信を持って答えられることに絞って記入(ここに余計なことを書いてはいけない)
  • コンクール会場に向かうバスに乗るバス停へ歩きながら、YouTubeで国連のWHO(世界保健機関)の最新の動き、米国のHuman Rights Councilに関するディベート動画などをチェック
  • バスの中では、国連英検の合格体験記や合格されたみなさんのブログから、試験(試験官2人によるインタビュー)の質問内容や進め方などをチェック
  • 行きの電車では、WHOの歴史、特にsmallpox撲滅成功(1979年)やエボラアウトブレイク(2014年)時のWHOへの批判、予算、組織、スタッフ数、各種ガイドライン(仕事で医療関係をやることも多いのでこれは話せる)などを確認しつつ、WHOに求められることに関する自分の提言も考える
  • コンクール本番前にルノアールで軽くランチ。ここでは今最も自分が関心を持っているグローバルイシューである中国の台頭について調べつつ考えをまとめる。これに関しては、最近仕事でも自分が参加する研究会でも常に話題になっているので話すことの広さと深さには自信がある。習近平というリーダーが有する力、技術力(AI×ビッグデータ、宇宙開発(月に関しては日本は既に遠く及ばない)、コンピュータ(清華大学はUS Newsのグローバル大学ランキングのコンピュータサイエンス部門で世界一、世界最高性能スパコンは中国製)、超短工期高層ビル建設技術など)
  • 帰りの電車では、各地域の時事問題をチェック。ロヒンギャトランプ大統領のtender shelterがらみ、イエメン、パレスチナバングラデシュ北朝鮮、などなど。

面接という形式の試験において最も重要なことは2つ:

  1. 自信を持って臨むこと(「プレゼンス」は全体の印象を変える)
  2. 機転の利いた応答(必ずしも自分が知らないことを聞かれてもうろたえない)

である。

いずれに関しても、誰と会っても、またどんな厳しい質問に対してもその場で即座に答えなければならないコンサルタントとして常日頃から十分に技を磨いているところである。

もちろん、国連という組織と活動について基本的なことを知らないのは減点になるが、百科事典的な知識を求められている訳ではない。

あとはできるだけ頻繁にスカイプ英会話で英語でのコミュニケーションに慣れておくこと。発音は最近かなり評価が高くなってきた。スカイプ英会話での音声の悪さもかえって訓練になっている。