コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

イノベーション

コンサルの技シリーズ(13)大企業のベンチャー投資

昨年から、Corporate Acceleratorとかなんとか、大企業が新たな技術(AIなど)を取り込みベンチャー企業に出資したり買収したり、あるいは出資はせずとも提携するといった取組が増えている。 動機はもっともだし、自社にないケイパビリティ(技術のみならず…

コンサルの技シリーズ⑪紺屋の白袴

日本の諺に「紺屋の白袴」がある。 コトバンクの定義を引用する: 「紺屋(こうや)の白袴(しろばかま) 紺屋が、自分の袴は染めないで、いつも白袴をはいていること。 他人のことに忙しくて、自分自身のことには手が回らないことのたとえ。」 これは例外なくど…

コンサルの技シリーズ⑩PMI

コンサルの技シリーズ10回目はこれまたコンサルタントとしての総合力が問われるPMI(post-merger integration、買収後統合)を取り上げる。 PMIについては、コンサルタントとしても、また事業会社における実務の両面で携わっているので、その経験を活かして…

コンサルの技シリーズ⑨新規事業の立ち上げ

以前このブログにも書いたテーマであるが、いかなるエクセレントカンパニーであろうとも不得手なことは新規事業の立ち上げである。 いやより正確に言うと、きちんと立ち上げることができないのである。 これは組織能力云々ではなく構造的な問題である。 jimk…

コンサルの技シリーズ①売上予測(成熟事業編)

コンサルの必須基本動作であり熟練に限りが無く手腕が問われる技はなんといっても売上予測である。 成長戦略策定においても、M&Aや事業承継の助言(事業価値評価)においても、売上予測は必須であり最も難しい。 成熟した事業ならまだしも、萌芽期にあるスタ…

即戦力採用において企業がすべきこと

最近よく見かけるTVCMに「即戦力なら〇〇」というのがある。 企業の人材採用において、即戦力をタイムリーに確保できることは言うまでもなく重要だが、日頃クライアント始め多くの企業の社長や役員の方々と話していると、そもそも即戦力確保において企業が考…

量子コンピュータは実現するのかYoutube観てみた

こんどの研究会で某有名外資系IT企業の方が量子コンピュータの講演をするというので予習をしておかなければならない。 というより、先端技術は仕事上ある程度理解しておかないと(AIでもIoTでもロボティクスでも再生医療でもブロックチェーンでも)いけない…

法則は人工

〜すれば〜なる、といういわゆる「法則」を人間は好む。 必ずしも因果関係が立証されているものではなくても、必ずしも正しくなくとも、それが単なる傾向や疑似相関であってもである。 経験則や黄金律というものも法則とされる場合もある。 厳密でなくてもい…

池袋国際空港からファーストクラスでNYに行くの巻

VR旅行行ってきました! firstairlines.jp どんな旅行体験かというと・・・ まずはウェブサイトの説明より: 最高級のシート: First Airlinesでは、Airbus 310 340で、実際のファーストクラスで利用されていた最高級の座席を使っております。心地の良いくつ…

【読書メモ】不可能性の物理学

未来学者(futurist)には様々な人がいて、単なるほら吹きのようなのもいるが(それはそれで発想は面白かったりする)、カク・ミチオ先生は信頼している。 なぜカタカナかというとカク先生はアメリカ生まれアメリカ育ちのアメリカ人だから。お父様は日本人。…

ついにPS4を買う必要に迫られている

むかしゲーム会社のコンサルティングプロジェクトのプロジェクトリーダーを務める都合上、ゲームをやったことがないのはまずいので自腹でPSを買ったことがあったが、ちっとも面白くないので3日と続かず、結局捨ててしまった苦い思い出があるので、PSには二度…

断食でがんを克服できるのか

ここ2年半にわたる自分の体質改善は実はもう一つ狙いがある。それはがんを発症しないことである。 体質改善として行なっていることは大きく3つ: 1 摂取カロリー制限 2 運動(ウォーキング) 3 サウナ がんの発症メカニズムは未だ解明されていない。 発がん…

音楽のような文章

人に奨められてはじめてラノベ(ライトノベル)を手に取った。 bookmeter.com 奨められた理由は、必ず売れる文章の書き方を編み出し、そして実際にヒット作を生み出し続けている作家によるものだということである。 ストーリー展開、言葉の選択、すべてに緻…

VR Shinjukuに行ってみた

仕事でエンタメ系の戦略を考える必要があり、最新のロケーションVRを体験すべく、仕事の合間にVR Shinjukuに行ってみた。 vrzone-pic.com 新宿歌舞伎町、西武新宿駅から歩いてすぐのところにそれはある。 2フロアに16のアトラクションが用意されている。来月…

G-SHOCKを買わない理由

シンプルだ。 次々に良いモデルが出る。 衝動的に買うタイプとは対極の消費行動なので、新製品がリリースされてからしばらく考える。 (ケチという人もいるがそれはちょと違う) デザイン、機能、いずれも進化する。 いいとは思うけど、感性に強く訴えるほど…

VRはvery real

先日ある研究会でVirtual Engineeringについて議論した際、司会である私は 「バーチャルはもはやリアルである」 と言ったところ、参加者の方々から大きくうなずいていただいた。 かつてのバーチャル(仮想)はもはや技術的にも内容的にもまたその活用の広が…

月に行く話はどうなったのか

約1年前にElonが発表した、民間人2人を月に送る(そして連れ戻す)計画はいまどうなったのか。イーロンのことだからあてにならない。 www.space.com BFRに取って代わるという噂も耳にした。 SpaceXはあてにならないからこっちの方をあてにするかな。 www.the…

結局仮想通貨とは何なのかを考えてみる

仮想通貨といえばビットコインと思われている節がないこともないが、そもそも仮想通貨とは法定通貨以外の決済手段の総称。 ブロックチェーンなどの技術を用いた代替的な信用創造を行なうものがいわゆる仮想通貨の本質であろう。 最もわかりやすい解説は野口…

社会的処方研究所を応援しよう!

コンサルタントとして、主としてヘルスケア(医薬品、医療機器、病院、介護・福祉)の領域で戦略策定や新規事業立上支援、事業再生、M&A等多岐にわたって関与してきており、また事業会社でも医療ITを推進していたが、マクロの最大の課題、すなわち当面増嵩す…

てんとう虫の復活を待つ

自動車史に残る名車は個人的にはトヨタスポーツ800とスバル360である。 (個人の感想) スバル360は「てんとう虫」と呼ばれた。フォルクスワーゲンのビートル(かぶと虫)より小さく、またビートルと同じく丸みを帯びたボディデザインだからでもある。 富士…

断捨離のプロ

自分は戦略コンサルタントであるが言い換えれば断捨離のプロでもある。 自分オリジナルの定義ではないが、説明のし難い戦略を一言で説明してくれとの問いには必ず「戦略とは捨てること」と答える。 企業経営者にとって最も難しいのが捨てることであり、捨て…

成長フェチ

自分の性格を一言で言うと成長フェチである。 特にビジネス面において、英語力を資格(英検、TOEIC、TOEFL、通訳技能検定など)総なめにしアメリカのビジネススクールでMBAを取得、外資系でアメリカ、インド等の同僚や上司と議論を戦わせまたプレゼンテーシ…

オートメーション化が進む

相変わらずAIで仕事が奪われるとジャーナリズムはかまびすしいが、結局のところオートメーションが進むことに過ぎない。 オートメーションの起源は産業革命(第一次)、18世紀中頃、蒸気機関の調速機とされる。 爾来、オートメーションは決してワーカーの敵…

RPAで何をどこまで自動化できるのか

仕事の必要があってあるクライアントにRPAを含めた提案をすることになり、有力RPAベンダー複数社に話を聞いているが、現状ではあまり業務生産性、業務付加価値向上にはつながりにくい。 RPAはrobotic process automationの略で、いかにもAIロボットでプロセ…

AIはaltenative intelligence

AIはartificial intelligenceの略だが、これをalternative intelligenceとみなしたらどうか。 単なるセマンティックの問題ではない。 人工知能という時、本質的に人間の知能をmimicするということになっていないか。 人間の使う言語をAIがシンボルとしてしか…

人間増幅(AH)こそAIの役割

先日あるクローズドの研究会であるAIの専門家とされる(かなり有名である)方を講師に招いて議論する機会があった。 自分としては、もはやAIと一括りにして論じることになんの意味もないと思っているし、論じるなら所謂IoTやロボティクスも併せて論じないと…

デジタルツールで行動変容

糖尿病はsilent killerとも呼ばれ、日本を含む各国で患者数が潜在的に人口の1割にも及ぶ(日本やアメリカの場合)慢性疾患であり、毛細血管がダメージを受けるため腎不全、網膜の炎症や中枢神経障害といった合併症をもたらす恐ろしい病気である。 しかし徐々…

【読書メモ】明治維新という名の洗脳

今年2018年は1868年の大政奉還から150年で、国を挙げて(一部かなり熱狂的に)「明治維新150年」機運が盛り上がっている。 なぜなのか。 自分は昔から「坂の上の雲」的な、司馬遼太郎史観とされる(司馬遼太郎さんのせいではなくそれを盛り上げた人々によっ…

スマート農業をhypeにしてはならない

ここ1年、にわかに「スマート農業」が脚光を浴びており、日本のみならず米国でも欧州各国でも様々な取組が進められており、市場の動向を読み経営を指南する立場としても大いに着目している。 実際にスマート農業を手掛けている方々とも話をし、実際に農業を…

新規事業は必ず失敗する

企業が存続するには新規事業は必要である。 如何なる事業も衰退を免れない。未充足であった顧客ニーズは充足され、成長事業であれば新規参入も促され競合は激化、収益性は低下し市場は縮小する(残存者利益はあり得るが必ずしも持続可能ではない)。 現時点…