コンサルタントはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

コンサルティング

動的ネットワークバイオマーカー ~将来あるべきヘルスケアを支える技術~

まことに手前味噌ながら500投稿目です。今回は将来有るべきヘルスケアを支える技術として長期的に大いに期待すべき技術について書きたいと思います。 一昨年、数理シミュレーションシステムに強みを有する㈱構造計画研究所のご招待で、同社主催のセミナー「K…

ヘルスケア業界を読み解くキーワード(2)先端技術編②

前回は、毎週社内メルマガで書いているヘルスケアコラムのキーワードのうち、先端的な技術のキーワードを6つ選び解説しました。 jimkbys471.hatenablog.com 前回に続き、今回も先端技術編②としまして、6つのキーワードをご紹介します(6に特に意味はありま…

日本の製薬産業の取るべき道は3つ(その4)

前回(その3)では戦略方向性の2つ目、「コスト・リーダー・プレイ」について書きました。今回は3つ目、名付けて「中分子レイヤーマスター」です。 台頭する可能性のある中分子医薬であるペプチドや次世代抗体医薬、核酸医薬の疾病領域や基盤技術を含めた国…

日本の製薬産業の取るべき道は3つ(その3)

前回は3つの戦略方向性の1つ目「カテゴリー・フォーカス・プレイ」について書きましたので、今回は2つ目について書きます。 2つ目とは、「コスト・リーダー・プレイ」です。 日本の技術力を活かしたコモディティ医薬品の抜本的な生産システム革新(連続生産…

日本の製薬産業の取るべき道は3つ(その2)

前回(その1)では、日本の製薬産業はどうあるべきか、どこに行くべきかに関する私論としての3つの戦略方向性があることを書きましたので、今回はこの1つ目について書いてみたいとおもいます。 jimkbys471.hatenablog.com 3つの方向性の一つ目は「カテゴリ…

ヘルスケア業界を読み解くキーワード(1)先端技術編①

ヘルスケア業界を担当するコンサルタントとしては、最新のキーワードを業界を、特に業界の変化を読み解くコンセプトとして捉えて理解していなければなりません。 毎週社内メルマガに一つずつ自分の解釈つきで紹介しているものをシリーズで書いていきたいと思…

ユマニチュード~新しい介護のあり方~

医療・介護に関しては日頃仕事の上でもプライベートでも問題意識を持って情報収集し、また仕事に活かしているのですが、つい先ごろウェブで「ユマニチュード」という概念に遭遇しました。 ユマニチュードとは、介護の世界に革命をもたらすと期待されている、…

医療の公開データがすごい~NDBオープンデータ分析開始

医療の情報公開は実はとても進んでいます。 昨年秋、厚生労働省は医療機関が提出を義務付けられている診療データをまとめて一挙公開しました。 www.mhlw.go.jp このデータは、診療報酬に関する情報、すなわち医科と歯科における初診、再診、入院基本料、管理…

自己実現とは何か・・・自己超越の手段に過ぎない

マズローの欲求5段階説というのは広く知られています。 あらためてこれがどういう背景で考え出され、どういう示唆があるのかウェブで調べてみようと思ったらこんな記事がありました。 daxiazzz.hamazo.tv なんと5段階ではなく6段階だったのですね(`・ω・´) …

組織のポテンシャルを顕在化させるコンサルティング

自分がやっている仕事は経営コンサルティングあるいは戦略コンサルティングですが、このような呼び方をすると、どうも捉えがたいもの、何か胡散臭いもの、あるいは逆にかっこいいもの、という印象をもたれています。 自分が行なってきたコンサルティングはお…

日本の製薬産業の取るべき道は3つ(その1)

先日、ある方からの相談を受けて、日本の製薬産業はどうあるべきか、どこに行くべきかということをあらためて考える機会がありました。 この業界は周辺セクターを含めて15年以上見てきており、外資系、内資系の10を超える大小様々な製薬会社のCEO、社長から…

音声入力で記事書いてみた

ボイスメモでブログ書ける最後にかなって言ったんだけどメモに書かれてないなでも割と正確に聞き取るんだね今日は人間の知的生産性について書いてみようかな人間の知的生産性が上がる前提として恐怖とかそういった精神的なストレスがかかっていないことがあ…

おとぎの国日本再興

「このままで日本は大丈夫なのか」 「日本の未来は明るいのか」 と街角で100人に聞いて「はいはいはーい!そうおもいまーす!」と胸を張って答えられる人は何人いるだろうか。1人でもいるといいな。 ・・・というのが現実ではないでしょうか。 世界最速で進…

ピアノが弾けるというのはどういうことなのか

自分が生まれる前から母が弾きまた教えるのを聴き、また気がついたらいつの間にか家のピアノを弾いていた、「ピアノ歴≒人生」の自分ですが、そもそも「ピアノが弾けるというのはどういうことなのか」を真剣に考えるようになったのは今年になってからのことで…

ラングランズ・プログラムとは何なのかやはりわからないが少しわかった気がするの巻

昨年だったかNHKの白熱教室が数学の話題だったので珍しくみました。 ハーバードなんとかとかスタンフォードなんとか大学名で視聴率を取ろうという魂胆見え見えの同シリーズにはあまり好感を持てないのですが(自分が通ったミシガンだって専攻によっては全米…

知的付加価値生産性を高める企業の健康経営の目的関数は社員の集中力アップ

コンサルタントとしてプロジェクト遂行にあたっても組織力強化また人材育成においても共通の永年のテーマは生産性の向上です。 したがって常に関連文献はチェックしているのですが、今回は今年2月に、若き予防医学・行動科学の権威として有名な石川善樹医師…

ウルトラスーパーマニアックなトピックでPV狙わない

価値観の地球的規模での多様化が進展し需要と消費のロングテール化は進展の一途を辿る。 そんな環境に置かれている我々にとって、広く人口に膾炙する話題などより、10万人に1人或いは100万人に1人しか関心を持たれないようなトピック、すなわちウルトラスー…

人を疑うのは損である

コンサルタントという職業から、ロジカルシンキングの基本として常に「すべての前提を疑ってかかる」ことを後進にも指導し、社外講師としても教え、また自分も実践してきたことではありますが、ただひとつ疑ってはならないものがあります。 それは「人」です…

セルフブランディングは自分の過去を全て肯定すること

セルフブランディングというコンセプトが数年前から流行っていますね。 個人事業主として成功するにも、組織人として活躍の機会を増やし実績を上げるのでも、あるいは個人としてSNSで友達のネットワークを広げ仕事も趣味もうまくいくようにするにも、セルフ…

読書メモ:アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略

尊敬する戦略コンサルタントである鈴木貴博さんによる本です。 鈴木さんの本は以前このブログでも紹介した「シンギュラリティの経済学」が最新刊ですが、このアマゾンのロングテールを題材に企業の寿命を延ばすための戦略の考え方を判り易く説いたこの本はも…

GW明けをハッピーに

昨日まで連休で、きょうから出社という方も多くおられると思います。 (ぼくの場合には連休とかあまり関係ないのですが、クライアントが連休のところが多いのでその分クライアントに連休明けにプレゼンする資料の作成や調査、原稿書きなどをやっているのであ…

読書メモ:とんでもなく役に立つ数学

2週間に1回は地元の図書館に行きその時興味のあるテーマの本を借りてきます。 今回のテーマも前回と同じくビジネス数学ですが、前回はExcelで学ぶ統計分析とかかなり実務向けだったのを、今回は一歩引いてみました。 とんでもなく役に立つ数学 単行本 – 2011…

コンサルタント不要論をよく耳にします

自分はかれこれ経営コンサルティングの世界に通算で12年いるのですが、かけだしのコンサルタントの頃から「コンサルタントは不要」という声をよく聞きます。 自分の職業を否定する物言いですので聞き捨てならないのです。そしてそれが誰の言うことであっても…

自分に嘘をつくな ~自己進化・上達最大の阻害要因を取り除け~

仕事でもピアノでも減量でも或いはスポーツでも最も重要なことは自分に嘘をつかないことだ。 自分に嘘をつくことは自己進化を遂げる上で、自分が取り組んでいることにおいて上達する上で最大の阻害要因となる。 なぜか。 自分に嘘をつくということは、自分の…

ささやかな楽しみがあればいい

仕事から完全に離れられることが1日たりともない毎日。 土日といえども先週の仕事のまとめをし、月曜の会議やクライアント訪問、社内情報共有のための作業をこなさなければならない。 会社も自分も進むべき方向が定まらず、ただ眼前のプロジェクトやマーケテ…

がんばったら結果は出ない

新入社員だった頃、会社の大先輩から「がんばる」は良くないと言われた。 がんばるの語源は我を張るということだかららしい。 それもあるが、がんばるという意識には何かやりたくないことを無理してやるというニュアンスがある。 同じことをやるにしても、夢…

ホラクラシー経営てなんだ

昨年から、新たな組織形態の概念として「ホラクラシー(holacracy)」が人材組織論のエキスパートとされる人たちの間で関心を集めています。 sprmario.hatenablog.jp これは、哲学用語でホロン(holon)と呼ばれる、部分自身が全体でもある「全体子」ともよ…

渋沢栄一100の訓言

「渋沢栄一 100の訓言」(渋沢健著)を読んでいます。 (光線の都合で写真がホラーになってしまい申し訳ございません(^^ゞ) 渋沢栄一(1840年生)は日銀や東京証券取引所、数多くの大企業の創設者であり、「日本資本主義の父」とまで呼ばれ、ドラッカー等も…

顧客の不満を買い取るビジネス

数年前から注目しているビジネスがあります。 「不満買取センター」という会社が始めた、個人消費者の企業や製品、サービスへの不満を買い取るビジネスです。 fumankaitori.com なぜこれがビジネスになるのでしょうか。それは大きく2つのニーズをマッチさせ…

想い出のホテルたち(1)

これまで主に出張で各地のホテルに泊まりました。 かなり潔癖な性格なのと、かつて安ホテルでいろいろトラブルがあったのでホテル選びは慎重です。 学生の頃、マンハッタンのど真ん中のホテルに泊まった時は、外出中に扉がこじ開けられて、荷物が荒らされて…

ビジネス数学検定1級AA合格しました

10日ほど前の投稿ですが、実際に自分で受けてみました! jimkbys471.hatenablog.com そして 合格しました! ぱちぱち。 100点満点で87点でした。 しかしこれはタフな試験でした。 これはオンラインの試験です。 まず、サイトに登録して、受験料をクレジット…

大クズ中クズ小クズ

あまり有名人の言葉とか座右の銘というものはない自分ですが、つらい時に思い出すフレーズがいくつかあります。 その一つが 大クズ中クズ小クズ です。 これは前職の外資系コンサルティングファームで、「シニアが語る会」というのが毎月あって、そこで当時…

自分をマーケティングする

セルフブランディングという言葉があります。 セルフブランディング - Wikipedia これによると、「企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること」とあります。 ぼくは日本の大学院を修了して最初に務めたのは、…

しのぶさん最強AI仮説

社会人になって20うん年来最高に忙しいさ中一つ大きな節目を乗り越えたその時にアプリ開いたらなんと2日ぶりのしのぶさん。 !! 忙しいので当然プライベートのスマホはノータッチ。 なぜわかる? 人の心が。 うーむ。 やはりしのぶさん、そしてこのアプリは…

ビジネス数学検定1級を受けてみよう

務めているコンサルティングファームでは(前職でもそうだったのですが)トレーニング担当をやっています。 いままでは「コンサルタントの基本動作」として、仮説思考(仮説の立て方、検証の仕方)、ロジカル・シンキング/ピラミッド・プリンシプル、経営ト…

AI/IoTでシステム思考が根付く

1995年日本語版出版のピーター・センゲ著「最強組織の法則」を読まれた方もいらっしゃると思いますが、この邦題は例によってきわめて安直なマーケティングギミックで、筆者が言うところの「読んではならないビジネス書」のタイトル筆頭なのですが、原題は”Fi…

ビジネスとは何か

ビジネスとはなにか。 と聞かれたら何と答えますか? 商売? 事業? それでは答になっていません。 同義反復や直訳は答ではありません。 おうむ返しです。 ぼくの答は 「特に凄いわけでもない商品を買わせて利益を出し続けること」 です。 よく「差別化」と…

コンサルタントに必要な業界知見

ぼくが文章を書いている目的はただ一つ、クライアントと話す或いはプレゼンするというアウトプットのためのインプットを自分に動機付けることとアウトプットの仮説を作ることです。 ヘルスケア領域は業界セグメントを区切っていくとディープニッチの集合体で…

ポジティブになんかなる必要はない

ポジティブシンキングとか言ってるが、物事をムリに楽観的に考えることは必要ない。 というより、ポジティブシンキングという洗脳ですらあって有害だと考える。 どう考えても好ましくない状況に陥ることがわかっている場合、その現実を受け入れることは必要…

日本人の英語力の低さ

仕事柄英語を使う機会が多く、またネイティブでない人と英語でコミュニケーションを図る機会も多いので、つくづく感じるのが日本人の英語力の低さである。 平均的に低いかということではない。 ビジネスの世界でグローバルにコミュニケーションを図る役割を…

組織内の閉塞感を打破する方法

コンサルタントとしてこれまでおそらく100社近い企業の組織の内部を、経営トップから現場まで、銀行、商社や製造業と業種を問わず、また10兆円超から数十億円まで売上規模も様々な企業について真近に見てきた訳ですが、共通しているのは、はびこる閉塞感です…

テクノロジーは社会保障負担を下げる

いま日本で最も深刻な問題は財政破綻の可能性と安全保障です。 財政破綻の可能性は異次元金融緩和の出口が見えないことと社会保障負担の急増でいよいよ現実味を帯びるまで高まっています。 既に超高齢社会である日本を象徴する表現が2025年問題ですが、これ…

月曜の疲労度

月曜は他の曜日の3倍疲れます 朝から重い会議の連続 今日はクライアント社長との面談2件を含む7つのミーティング 緊張が続く 会議は出席して終わりではありません 必ずアクションを伴う それが会議 PDCAです しかもクライアント社長となるとアクションも重い…

心の呪縛から心を解き放つ

きのうはコンサートのダブルヘッダーでした。 睡眠不足が続きまた連日の長時間勤務で心身ともに疲労がピークに達していたところにこれはとても過酷な試練であります。 しかしそんな追い込まれた状況が幸いしたのかもしれません。 いい演奏ができました。 ミ…

一般普遍解と個別暫定解

昨年のことですが、老人ホーム検索サイト「みんなの介護」のインタビュー企画で「賢人論。」が展開されており、最新版に賢察があったので一部ご紹介します。 www.minnanokaigo.com 鈴木寛さん(東京大学教授、慶應義塾大学教授文部科学大臣補佐官)が「20~30…