コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

コンサルティング

TCFD対応はどうするか

某日本企業(大企業)から相談が来た。 TCFD対応に悩んでいるのだという。 TCFDとは、世界経済の安定を図るための国際組織である金融安定理事会(FSB:Financial Stability Board)のもと組成されたTCFDの最終提言(Final Report: Recommendations of the Ta…

宇宙と宇宙をつなぐ数学(加藤文元)を読んでおもったこと

加藤文元さんの宇宙と宇宙をつなぐ数学を読んでいて思い浮かんだ名言がある。 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃 作者: 加藤文元 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/04/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る アインシュタイン(Albert …

【読書メモ】宇宙と宇宙をつなぐ数学(加藤文元著)

昨日の投稿に続き、加藤文元先生の近著を早速購入し一気に読んだ。 amzn.to jimkbys471.hatenablog.com 内容自体は昨日見たニコ動とほぼ同じではあるが、動画では触れられていない、やや技術的な内容や、いくつかとても共感できる考え方にも遭遇でき、きわめ…

p進数を学ぶ

というものがあることを知ったのは数年前で、友人の数学者から教えてもらった。 p進数のpは素数(prime number)である。 学校でも2進法、10進法については習うが、p進数はそれとは異なる。 (参考)Wikipediaにある解説: https://ja.wikipedia.org/wiki/P…

新たな競争ロジック(The New Logic of Competition)を読む

以前勤めていた外資系の戦略コンサルティングファームから、定期的にメールが来るのだが、ほとんどの場合1秒でトピックのみスキャンした上でスルーしている。 が、一昨日届いたメールには、論稿"The New Logic of Competition"とあるので、興味を惹かれて読…

コンサル提案書の作り方

コンサルタントとして、これまで200を超える提案書を作成してきた。 最初は見よう見まねで先輩の作った提案書をテンプレートにして作っていたが、次第に自分が同僚や後輩の範になる立場になり(ならなければならない)、そもそもどういう提案にするかを考え…

聖書にビジネスを学ぶ②経営者のための聖書の10節

小規模事業経営者のための聖書の10節(10 Bible Verses every small business owner)という動画があった。 https://www.youtube.com/watch?v=rIBL-75N0o8&feature=youtu.be どういう基準でこの10節を選んだかは不明だが、それぞれの節は確かに経営者に(小…

聖書にビジネスを学ぶ①

聖書とビジネスがどう関係するのか、解説している動画(日本語の文献にはいいものがなさそうなので)をYoutubeで探してみたところ、2編めぼしいものが見つかった。 1つめはこれ: お金持ちになるための4つの鍵(4 keys to become (Christian) billionaire by…

ESMT

脳の活性化に重要なことは4つ。 ESMT Eat、Sleep、Move、Think シンプルである。 これらは互いに作用するものであり、バランスを保つことが必要。 シンプルだが難しい。 今までの自分はどれかが疎かになっていた。 Eが乱れていたり、或いは極端に制限してい…

ベンチマーキングではなくgap making

仕事でネスレ(Nestle)の研究をする必要に迫られ、ネスレについて書かれた文献を探していたところ、この本に出合った。 知られざる競争優位―――ネスレはなぜCSVに挑戦するのか 作者: フリードヘルム・シュヴァルツ,石原薫 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 …

ロールモデルは無用

自己啓発の領域ではこれまで頻繁にロールモデルというものが取り沙汰されている。 ロールモデルとは以って自らの範とすべき人物のことである。 仕事でもプライベートでも、その功績や生きざまが自分の目指すものであるような人物がいれば、目標が視覚化でき…

【読書メモ】お金と心を動かす会話術

今のプロジェクトで、常識的には(註:ベテランコンサルタントの常識)説得できない相手を奇跡的に説得するアイデアが必要になったため、普段であれば手を出さないHow-to本に手を出してみた。 「営業の極意」「営業の達人」的な概念を説明している文献を探し…

Jim Kwikというコーチに共感

アメリカではとても有名だが日本ではおそらくあまり知られていないBrain Performance CoachであるJim KwikのYoutube動画を良く見ている。 たとえばこれ: https://www.youtube.com/watch?v=3tCWngax6WE 彼はGEのかつてのValuesで言うところのClear Thinkerを…

きょうもオレンジセオリー🍊

一昨日もオレンジセオリーでみっちり1時間汗を流したが、昨日はオレンジセオリー半期に1回のスペシャルイベント、Dri-Triに申し込んでいたので頑張りました! Dri-Triとは、Dry Triすなわち泳がない(ミニ)トライアスロン。 Rower(ボート漕ぎマシン)、ス…

問題を解決するには次元を上げて考える

かつてアインシュタインはこう言ったという: We cannot solve our problems with the same thinking we used when we created them. (問題はそれを作った時と同じ思考では解決できない) つまり、問題を解決するには、思考を変える必要があるということだ…

【読書メモ】素直な心になるために

1971年に著された松下幸之助の書である。 素直さということの大切さがようやくわかりかけてきた自分にとり、本を整理していてたまたま以前購入したまま開いていなかったこの本を読むことになったのも出会いかもしれない。 www.amazon.co.jp ここに「素直な心…

リスクマネジメントのプロ④日本の大企業への提言骨子

リスクマネジメントの目的はBCP(事業継続計画)すなわちbusiness as usualの担保を超え、事業戦略遂行による経営目的及び目標達成である。 そして、経営目的達成の為には、市場機会を見定め、顕在および潜在の競合の戦略的ポジションに対する自社の相対的ポ…

リスクマネジメントのプロ②リスク特定

方法論として定まっているリスクマネジメントの起点はリスクマネジメント計画の策定であり、その第一の作業はリスクの特定である。 どの教科書にも書いてあるこのリスクの特定作業だが、これがどうして難しいのである。 リスク特定のためのツールや手段はい…

リスクマネジメントのプロとして①自分の軸

目下のプロジェクトのテーマはリスクマネジメントである。 大企業のリスクマネジメントの実態を調査・分析している。 そもそもビジネスにおけるリスクマネジメントとは何なのか。 ビジネスとはチャンスを取りに行くことだ。 チャンスを取りに行くことには必…

【読書メモ】プラットフォーム革命

尊敬する知人(大学教授)から「久しぶりに感動する本に出合った」と教えてもらったのでこれは読まねばならないと思ってKindle版を30分ほど読んでみた。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0798BNCYG/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 今や株式市場…

議員会館での社会保障フォーラム座長業務

昨日午後は、永田町の衆議院第一議員会館にて、昨年7月から一般財団法人鹿島平和研究所主催で同所理事として主査を務めてきた「地域社会の知を活かし健康長寿の実現を目指す研究会」の成果報告フォーラムを成功裏に開催。 予想以上に国会議員の先生方はじめ…

動的平衡

生物学者福岡伸一氏の「動的平衡:生命はなぜそこに宿るのか」を仕事の必要で読んだが、これは数年ぶりに出会った良著だ。 動的平衡というのは実は自分の分野でも常に考えていることだが、その概念をモデル化し数式でわかりやすく説明する能力は科学者の範で…

モニタリング

ロジックに強い私が言うからこそ説得力があるのだが、TBSのモニタリングは傑作番組である。 ロジックはあるのだがあえて説明するのは野暮であるから説明しない。 とにかく面白い。 企画の勝利である。 学んでいる。

人のふり見て我がふり直せない人々

定義によりとても優秀な勢いのある企業の社長たちに共通する特徴は、次々に新しいことを思いつきまた新しいチャンスに飛びつくこと。 成長のためには必要なことだ。 しかし社員は振り回される。 社長はそれがわからない。 社員はそれでなくとも既にやること…

ブログ開始2周年

2016年9月11日にはてブロ開始、昨日でまる2周年。 短い記事長い記事合わせ、毎日投稿し続け、合計942記事。 始めたきっかけは、自分が発信したいことを発信し続けることで、アイデンティティを明確にしようと思ったが、インプットのためのアウトプットとなり…

器用貧乏

そこそこ何でもできるけど、なにひとつ飛び抜けたもののないことを器用貧乏という。 一方でなんでもひととおりできるからオールラウンダーという言い方もできる。 そこでさらにインテグレーターと言い換えよう。 ひととおりさまざまなことができるのみならず…

月曜を楽しみにする

完全週休二日で土日休みの社会人の率は高いと思うが、よく聞くのが「月曜が憂鬱」あるいは「日曜の夕方から既に憂鬱」で、後者はサザエさん症候群などと呼ばれさえする。 なぜ月曜を迎えるのが憂鬱なのか。 自分はそうでもない。 しかし月曜が来ることを考え…

テクノロジーは生産性を上げない

ここだけの話、先端テクノロジー好きなクライアントにひとつのアイデアとして提案はしたものの、本心ではテクノロジーは生産性を上げないと思っている。 AIだのIoTだのブロックチェーンだの量子コンピュータと盛り上がってはいるが、いずれも未だ端緒につい…

ビジョンの大切さ

経営者にとって何より重要な仕事とはビジョンを示すことである。 これが出来ていない経営者が如何に多いことか、過去17年間にわたり枚挙に暇がないほど見てきた。 組織の大小や業種に限らずビジョン無くして組織のベクトルを合わせることはできない。 数々の…

戦士の休息

よく戦うには気力が充実していなければならない。 気力は体調に依存するし、脳が疲れていても弱くなる。 戦士の休息をとらねばならない。 今日は幸い喫緊の仕事が途切れた。 今日何か湧いてきても降ってきてものんびりやり過ごそう。心穏やかに。 たまにはそ…