コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

ピアノ

ショパン前奏曲集作品28(119)19番の難しさの本質

アナリーゼを終えた後、3月からピアノに向かって取り組んでいる作品28だが、19番は依然として自分にとっての難曲最高峰の地位を譲らない。 そして、レッスンを受けた師匠方を含め、3人の尊敬に値するピアニスト達が口を揃えて19番はとりわけ難曲だと仰る。そ…

井上ひさしさんの言葉

戦略コンサル時代の友人で、今は学者としてまた政策プロデューサーとして八面六臂の活躍をしている彼が先日SNSに座右の銘のひとつとして井上ひさしさんの言葉を引用していた。むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく おもし…

常識を疑え

常識とは何か。 一般的に正しいとみなされること。 知っていて当たり前とされること。 そう。常識はまず知っていなければならない。 その上で疑ってみる。 ただし、ただ否定するだけではない。 なぜそれが常識なのかその理由を理解することだ。 皆がそう言う…

【読書メモ】クリエイティヴィティ

仕事、ピアノ、筋トレ、ランニング、すべてにおいて圧倒的な質と生産性向上が見込まれるフロー体験についてさらに研究すべく、 原典とされる本を読んでみた。https://amzn.to/2FQ99qv クリエイティヴィティ : フロー体験と創造性の心理学 図書 M.チクセント…

エネルギー密度の高い演奏 藤田真央

藤田真央くんのチャイコフスキー国際音楽コンクールファイナルでのチャイコフスキーピアノ協奏曲1番とラフマニノフピアノ協奏曲3番からはエネルギー密度の高さを感じた。 表現力というものはイマジネーションと熱意があってそれについてくるもの。 なにより…

藤田真央とシシキン

現在開催中のチャイコフスキー国際音楽コンクール、ピアノ部門でファイナル進出した藤田真央のセミファイナルの演奏を全て聴いた。 スクリャービンのピアノソナタ2番、ショパンのピアノソナタ3番、プロコフィエフのピアノソナタ7番の3曲、1時間弱のプログラ…

何か大きな力によって物事を為している感覚

ここ数週間で心の変化が起きている。仕事でもプライベートでもピアノでも、自分だけの力でやっているのではなく、何か大きな力によって物事を為しているという感覚だ。同僚や、クライアントや、家族や、友人や仲間によってというのもあるし、それ以上の力、…

常に代替案を持つこと

このブログでたびたび言及している、「1日3時間働いておだやかに暮らすための思考法」には「なるほど」と膝を打ちたい記述がいくつかある。 https://amzn.to/2IMVHEM その最たるものが 「真の知性とは、囚われない心を持つ力である」 だ。 そう。囚われるこ…

【気になる本】徹底自己肯定楽器練習法/アレクサンダー・テクニーク

自分の演奏を格段にレベルアップするために、あらためて身体の使い方、心のあり方を考えている。 ひとつの方法論として着目しているのがアレクサンダー・テクニークであり、ピアニストにとってその最も良い参考書とされているのがこれである: https://amzn.…

アンドリュー・タイソン来日!

昨日6/5にアンドリュー・タイソンのリサイタルに行ってきました。 会場は代々木上原にあるこじんまりとしたムジカーザ(Musicasa)。指揮者の井上道義さんのお宅併設の、サロンコンサートにはぴったりの規模のホールです。 自分もここで弾かせていただいたこ…

予選通過...!

昨日は浜松にてピティナのコンペ地区予選でした。 駅の北口で家康くんがお出迎え。 いいですね。 会場は浜松駅から徒歩5分のヤマハにて。 近くていいです。 自分が参加するカテゴリーは、他のカテゴリーが2-5人に対して9人と断トツ多目。 A1カテゴリーという…

アンサンブルの醍醐味というもの

昨日はシューマンのピアノ協奏曲3楽章をオーケストラと共演させていただきました。 これまでオーケストラともまた2台ピアノでも何度も演奏させていただいているのですが、今回初めて、「協奏」する醍醐味というものを感じることができました。 いつも厳しい…

早朝は貴重なそして至福の時

毎朝土日祝関係なく4:00に起きる。 前日の夜に会食があっても遅くとも4:30には起きる。 この季節だとまだ月が見える時間。 iPhoneタイマーでセットしているが、なぜかいつも鳴る数分前に起きる。 すっかり体内時計に設定された。 この時間まだ暗いし静かであ…

パラレルワールド

パラレルワールドというものを信じる。 非科学的という人もいるが、現代の科学で説明できるものだけを信じていたら、無味乾燥で狭い世界でしかない。 先週木曜から、思いがけない良い事が連続して起こっている。 先週から思考を完全なるポジティブに切り替え…

音楽に自分を預ける

人の演奏にも自分の演奏にも自分を完全に預けたい。 どうも大人になってから、音楽と自分との間になにか挟まっているというか距離を置いてしまっている。これでは真に音楽を楽しむことも良い演奏をすることもできない。 まずは、聴く方から実践してみる。 そ…

羊と鋼の森

ほとんど邦画を根を詰めてみることはない自分が、久しぶりに没入した映画である。 契約しているWowowで週末に放映されるのを発見し予約録画しておいた。 原作は宮下奈都(文芸春秋)だが、ざっと読む限り、映画はかなり忠実に原作のストーリーと台詞を再現し…

Jim Kwikというコーチに共感

アメリカではとても有名だが日本ではおそらくあまり知られていないBrain Performance CoachであるJim KwikのYoutube動画を良く見ている。 たとえばこれ: https://www.youtube.com/watch?v=3tCWngax6WE 彼はGEのかつてのValuesで言うところのClear Thinkerを…

虚心坦懐

自分はブログを書いているのか日記をつけているのかふと迷ったが、徒然に書いているといえばそうだし、米国人的にいえばjournalを書いているのだろう。 このはてなのドラフトには、常に5〜10のテーマがタイトルだけ書かれていて、それはその時の思考のテーマ…

バッハ平均律2巻4番嬰ハ短調BWV873

もう何年も間欠的に取り組んでいる曲。 ようやく手に馴染んできた。 長大で流麗なプレリュード。 ヘンレ版を使っているが、記譜されている装飾音は全て弾く。センスが問われる。運指も工夫が必要。 フーガはこれまた難曲である。レッスンを受けた師匠(プロ…

ピアノ買い換え検討中

4年間愛用して(酷使して?)きたKawaiのCA67はいい製品である。 何よりタッチがアコースティックグランドと遜色なく、スクリャービンドビュッシーあるいはショパンでも違和感なく豊かな色彩を(自分の実力の範囲でだが)出せる。 しかしここにきていくつか…

ショパン前奏曲集作品28(118)初の公開演奏

昨日は友人が毎年企画してくれる演奏会にて16番から24番まで9曲を披露させていただきました。 今回は準備期間も短く、また業務多忙もあって練習不足の中、どこまで冷静に演奏できるかという挑戦でしたので、もとよりミス多発どころか大事故を覚悟して臨んだ…

ショパン前奏曲集作品28(117)19番が難しい理由

16番、24番と並び作品28中特に難しいのが19番である。なにしろ注文が多い。 終始開離分散和音であるため、疲れやすい。疲れると音が硬くなったり外しやすくなるため、手首や肘の柔軟性、手首の水平方向の回転で弾くべきところと、素早い平行移動を行なうべき…

ショパン前奏曲集作品28(116)16番が難しい理由

ひととおりアナリーゼを終え、ここ2か月余り鍵盤上で24曲さらい、また一度レッスンも受けたが、やはり難しいのは16番である。 右手の十六分音符のパッセージは最初の2小節は旋律短音階の構成音のみなので問題ないが、曲が進むにつれ構成音外の音が混じり、か…

ショパン前奏曲集作品28(115)室内オーケストラ編曲版

以前(この年明けに)ショパン前奏曲集作品28のオーケストラ編曲版について書いた。 jimkbys471.hatenablog.com 昨日、もう一つの編曲版があることを発見した。ジュリアン・ユーによる室内オーケストラ編曲版である。 shop.zen-on.co.jp 編曲者による序文を…

ショパン前奏曲集作品28(114)遠藤郁子のアルバム②

遠藤郁子のショパン前奏曲集作品28と作品45が収められたアルバムを購入、聴いてみた。 ショパン春夏秋冬 アーティスト: 遠藤郁子,ショパン 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント 発売日: 1996/09/21 メディア: CD クリック: 28回 この商品を含むブロ…

ショパン前奏曲集作品28(113)各曲の関連性②

論文を見つけた。やはり研究している人はいるのだ。 ショパン「24の前奏曲」op.28にみる各曲の関連性と対称性について, 木下千代, 音楽表現学, 5, 33 - 44, 2007年11月 である。 まず要旨にはこうある: 「筆者(注:ピアニストである)も演奏に際してどの…

ショパン前奏曲集作品28(112)各曲の関連性①

ショパン前奏曲集作品28に関して述べたウェブサイトは多い。これまでおそらく20を超えるサイトを見てきたが、その中に「各曲の関連性は(五度調と平行調という調性関係を除けば)無い」という論調のものがいくつかある。 これに対して異を唱えたいので、自分…

ショパン前奏曲集作品28(111)遠藤郁子のアルバム

遠藤郁子はショパン弾きとして知られるピアニスト。第7回ショパン国際ピアノコンクール(1965年)で「特別銀賞」を受賞している。 彼女はショパンの録音を多く残しているが、前奏曲集作品28&作品45のアルバムは「春夏秋冬」と題している。 ジャケットは「和…

ショパン前奏曲集作品28(110)初レッスンでの指摘事項⑥21番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は21番変ロ長調。他の曲(16~20番)に比べかなり多くの指摘をいただいた。 1小節目: 3/4拍子であることを意識すること 1小節目: Cantabileのメロディー、最初の1音は特によく響かせる。ただし強すぎないこと 1小節目以…

ショパン前奏曲集作品28(109)初レッスンでの指摘事項⑤20番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は20番ハ短調。 1-4小節: フレーズ感を出すこと。ここは1+1+2小節。弱拍が突出しないこと。 5-8小節: 右手は外声を出すか内声を出すか方針をはっきりすること。 9-12小節: 5-8小節とは音のバランスの方針を変えてもよ…