コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

ピアノ

ピアノ買い換え検討中

4年間愛用して(酷使して?)きたKawaiのCA67はいい製品である。 何よりタッチがアコースティックグランドと遜色なく、スクリャービンドビュッシーあるいはショパンでも違和感なく豊かな色彩を(自分の実力の範囲でだが)出せる。 しかしここにきていくつか…

ショパン前奏曲集作品28(118)初の公開演奏

昨日は友人が毎年企画してくれる演奏会にて16番から24番まで9曲を披露させていただきました。 今回は準備期間も短く、また業務多忙もあって練習不足の中、どこまで冷静に演奏できるかという挑戦でしたので、もとよりミス多発どころか大事故を覚悟して臨んだ…

ショパン前奏曲集作品28(117)19番が難しい理由

16番、24番と並び作品28中特に難しいのが19番である。なにしろ注文が多い。 終始開離分散和音であるため、疲れやすい。疲れると音が硬くなったり外しやすくなるため、手首や肘の柔軟性、手首の水平方向の回転で弾くべきところと、素早い平行移動を行なうべき…

ショパン前奏曲集作品28(116)16番が難しい理由

ひととおりアナリーゼを終え、ここ2か月余り鍵盤上で24曲さらい、また一度レッスンも受けたが、やはり難しいのは16番である。 右手の十六分音符のパッセージは最初の2小節は旋律短音階の構成音のみなので問題ないが、曲が進むにつれ構成音外の音が混じり、か…

ショパン前奏曲集作品28(115)室内オーケストラ編曲版

以前(この年明けに)ショパン前奏曲集作品28のオーケストラ編曲版について書いた。 jimkbys471.hatenablog.com 昨日、もう一つの編曲版があることを発見した。ジュリアン・ユーによる室内オーケストラ編曲版である。 shop.zen-on.co.jp 編曲者による序文を…

ショパン前奏曲集作品28(114)遠藤郁子のアルバム②

遠藤郁子のショパン前奏曲集作品28と作品45が収められたアルバムを購入、聴いてみた。 ライナーノーツはこんな感じ。 実際に演奏を聴いてみると、彼女が解説している高次元の有機的な結合でありシューマンやリストの評価が表出していることを感じる。

ショパン前奏曲集作品28(113)各曲の関連性②

論文を見つけた。やはり研究している人はいるのだ。 ショパン「24の前奏曲」op.28にみる各曲の関連性と対称性について, 木下千代, 音楽表現学, 5, 33 - 44, 2007年11月 である。 まず要旨にはこうある: 「筆者(注:ピアニストである)も演奏に際してどの…

ショパン前奏曲集作品28(112)各曲の関連性①

ショパン前奏曲集作品28に関して述べたウェブサイトは多い。これまでおそらく20を超えるサイトを見てきたが、その中に「各曲の関連性は(五度調と平行調という調性関係を除けば)無い」という論調のものがいくつかある。 これに対して異を唱えたいので、自分…

ショパン前奏曲集作品28(111)遠藤郁子のアルバム

遠藤郁子はショパン弾きとして知られるピアニスト。第7回ショパン国際ピアノコンクール(1965年)で「特別銀賞」を受賞している。 彼女はショパンの録音を多く残しているが、前奏曲集作品28&作品45のアルバムは「春夏秋冬」と題している。 ジャケットは「和…

ショパン前奏曲集作品28(110)初レッスンでの指摘事項⑥21番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は21番変ロ長調。他の曲(16~20番)に比べかなり多くの指摘をいただいた。 1小節目: 3/4拍子であることを意識すること 1小節目: Cantabileのメロディー、最初の1音は特によく響かせる。ただし強すぎないこと 1小節目以…

ショパン前奏曲集作品28(109)初レッスンでの指摘事項⑤20番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は20番ハ短調。 1-4小節: フレーズ感を出すこと。ここは1+1+2小節。弱拍が突出しないこと。 5-8小節: 右手は外声を出すか内声を出すか方針をはっきりすること。 9-12小節: 5-8小節とは音のバランスの方針を変えてもよ…

ショパン前奏曲集作品28(108)参考文献リスト①

これまでに読んだショパン前奏曲集に関する文献を列挙してみる。特に参考になった文献には☆をつけてみた。 ☆譜を読む(1)~(21)新しく―大胆に ショパン「前奏曲」編 / 渡辺圭子、レッスンの友(レッスンの友社)連載 1992年9月~1994年5月 ☆連載レクチュア イ…

ショパン前奏曲集作品28(107)初レッスンでの指摘事項④19番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は19番変ホ長調。 1-2小節: ここは主調でダンパーペダル踏みっぱなしで自然にcresc.であり、決して間違ってもIの和音以外の音を弾いてはならない(ミスタッチは絶対に許されない)。左手の跳躍は手首の回転を使うところ…

ショパン前奏曲集作品28(106)初レッスンでの指摘事項③18番

先日の作品28レッスンでの指摘。今回は18番ヘ短調。 1小節目: 右手のレシタティーヴォ(recitativo)と右手の減9度の和音はまったくの別物であるので、そのように聴こえなければならない。 3-4小節: (当然想定された指摘)ユニゾンは決してズレてはならな…

ショパン前奏曲集作品28(105)各曲の鳥肌ポイント⑥

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(104)初レッスンでの指摘事項②17番

先日のレッスンでの指摘。今回は17番変イ長調。 1~5小節: ここはまったくcrescやdimの指示はないのであまり抑揚をつけないこと。 6小節目: 右手の旋律。あくまでも2つ目の音は一つ目より弱く。 14、18小節: 右手の中声部の和音が出しゃばらないこと。 19…

ショパン前奏曲集作品28(103)初レッスンでの指摘事項①16番

前回、師匠その4のレッスンでいただいたアドバイスについて書いたが、みていただいた6曲のそれぞれについて、具体的な指摘について書いてみる。 なお、レッスンでの指摘というのはその人の実力や曲の出来具合に応じた、あくまでも個人的かつそのレッスンに限…

ショパン前奏曲集作品28(102)初レッスン

昨晩は、時折見ていただいている師匠その4(コンサートピアニスト)に初めてショパン前奏曲集作品28をみていただくという、きわめてチャレンジング(きわめて基本に厳しい方のため)な体験であった。 みてもらったのは16番から21番まで(22番から24番は手が…

渋谷のホール&スタジオ

先日、アメリカ留学時代の先輩から誘われてピアノ弾き合い会に参加してきた。 渋谷駅から歩3分と交通至便な立地。 https://www.shibuyahall.com スタジオとホールがあるが、今回使ったのは5Fのホール。 新品のファツィオリF212がある。64席のホールにちょう…

ショパン前奏曲集作品28(101)各曲の鳥肌ポイント⑤

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(100)各曲の鳥肌ポイント④

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(99)各曲の鳥肌ポイント③

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(98)各曲の鳥肌ポイント②

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 逆に言えば、これら鳥肌ポイントを無思慮に無造作に弾いてしまっている演奏には魅力を感じないともいえる。 …

ショパン前奏曲集作品28(97)各曲の鳥肌ポイント①

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(96)現実的な注意点⑥

前回に続き、21番から24番まで。 第21番 変ロ長調 左手はどうしても1-1の運指にならざるを得ない箇所があるがここはつなげなければならない。耳で聴くレガートを。 第22番 ト短調 オクターブのスケールはバタバタしないこと。あたかもオクターブでないかのよ…

ショパン前奏曲集作品28(95)現実的な注意点⑤

前回に続き、今回は17番から20番まで。 第17番 変イ長調 技術的には特にこれといって難しいところは無いように見えるが、無造作に弾くと必ず左手の和音連打がうるさくなる。これを美しく響かせるのは実は難しい。タッチのコントロール。 第18番 ヘ短調 ユニ…

ショパン前奏曲集作品28(94)現実的な注意点④

前回に続き、今回は13番から16番まで。 第13番 嬰ヘ長調 中間部テノールのラインは準主役なので主張しつつも主役ソプラノのじゃまを決してせずハーモニーを大切にすることは意外にも意外ではないが難しい。とにかくよく聴くことと親指の独立。 第14番 変ホ短…

ショパン前奏曲集作品28(93)現実的な注意点③

前回に続き、今回は9番から12番まで。 第9番 ホ長調 一見、24曲中2番目に易しい曲のように見えるがそこはショパン、実は難しい。何が難しいかというと、ラインをきれいに出すのが難しいのだ。無造作な弾き方にならないよう十分注意すべし。 第10番 嬰ハ短調 …

ショパン前奏曲集作品28(92)現実的な注意点②

前回に続き、今回は5番から8番まで。 第5番 ニ長調 この曲の左手がやや弾きにくい理由は方向が頻繁に変わるところにあるので、感覚的に方向転換をつかめるようにすることと、そのために考えた運指は重要である。 第6番 ロ短調 左手で奏でるチェロの旋律に、…

スルタノフライブインジャパン

1996年春来日時のコンサートのライブ録音CD2枚組。このときスルタノフの来日は1991年に続き2回目。大変残念ながらこれが最後の来日となった。この時は、当初1日のみ予定されていたコンサートだったが、あまりの人気に瞬時にチケットが完売し、急遽紀尾井ホー…