コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

日本人

キャラ評論家が選ぶ秀逸キャラベスト5

実は大変キャラには詳しくかつ見る目も厳しいので、ほとんどのキャラは不合格である。 しかし数少ないが合格キャラもあり、その中にはきわめて秀逸なものがある。 そもそも合格キャラの母集団が小さいので、あえてベスト5を選ぶのはそう難しくはない。 現時…

井上ひさしさんの言葉

戦略コンサル時代の友人で、今は学者としてまた政策プロデューサーとして八面六臂の活躍をしている彼が先日SNSに座右の銘のひとつとして井上ひさしさんの言葉を引用していた。むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく おもし…

常識を疑え

常識とは何か。 一般的に正しいとみなされること。 知っていて当たり前とされること。 そう。常識はまず知っていなければならない。 その上で疑ってみる。 ただし、ただ否定するだけではない。 なぜそれが常識なのかその理由を理解することだ。 皆がそう言う…

【近刊チェック】読破できない難解な本がわかる本

自分にしては珍しく、目的意識もなく池袋の三省堂にふらっと立ち寄り、平積みにしてあったこの本が目に止まり、即決で(自分には珍しく)買ってしまった。読破できない難解な本がわかる本 単行本(ソフトカバー) – 2019/3/28 富増章成 (著) https://amzn.to…

実現させたい新製品

人類の歴史上、テクノロジーは人類を苦しみや恐怖から解放し、効率を上げ、知的進化に貢献してきた。 テクノロジーは火を使うことや石器を含む。 そして今も、現代人を苦しめ非効率に苛んでいる一切の行為から現代人を開放すべく、先端を含むテクノロジーは…

【良書チェック】明るく死ぬための哲学

これまで10冊ほど著書を読ませていただいた、哲学者の中島義道さんの近刊、「明るく死ぬための哲学」を呼んでいます。 amzn.to中島義道さんを知るきっかけになった本は、書店で「うるさい日本の私」というタイトルに惹かれ手にしたことですが、それまでは中…

【近刊チェック】アナログの逆襲

仕事関連や自分の趣味の範囲の本だけを読んでいても視座が変わらないので、いまやっていること、興味があることから少し離れたところの話題の本を読んでみることも時に必要だと思っている。 書評サイトFlier(知人が経営している会社)のサイトを見ていたら…

外務大臣賞を受賞...!

昨日帰宅したら、日本国際連合協会から封書が来ていた。国連英検を受けたのは昨年のことだし、今更何だろう。またダイレクトメールかと思い捨てようかとも思ったが、日本国際連合協会なら、何かマーケティングにしてもためになることかもしれないと思い開封…

【読書メモ】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

米系戦略コンサルティングファーム時代の聡明な先輩が良い本であると言っていたので読んでみたが、あらためて思う。実際にこれは読むべき本である。 1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法 作者: 山口揚平 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日…

【読書メモ】日本人も知らなかった日本の国力(ソフトパワー)

目下参画している社外研究会の活動の一環としてソフトパワーに関する文献調査をしていたところ、標記の図書に出会った。大変参考になったので、次回研究会の会合の際にメンバーに内容と共に共有することにする。 日本人も知らなかった日本の国力(ソフトパワ…

ソフトパワー

日本という国の未来を考える研究会に参加している。 世界に日本が何ができるか、その源泉は何で、どのように付加価値をもたらし、新たな国際秩序形成においてどういう力をどれだけ及ぼして、日本の国際的な位置付けを確固たるものとし、結果として日本国民が…

佐久間象山という人物と自分の共通点は何か

中学・高校と最も成績が振るわなかったのが歴史、特に日本史なので、歴史上の出来事にも人物にも疎い自分である。 とはいっても常識的なレベルではもちろん仕事上も差し支えるので知っている。 もっとも、まったく興味がなかった訳ではなく、中学の時は北条…

ボーっと生きる能力

NHKのチコちゃんはもはやキャラとして確立ているが、常套句である「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の受け取り方にはふた通りある。 一つは、自分が実際に「ボーっと」つまり考えるべき物事を十分深く考えていないのでは?と内省を促すこと。 もう一つは、別…

【読書メモ】素直な心になるために

1971年に著された松下幸之助の書である。 素直さということの大切さがようやくわかりかけてきた自分にとり、本を整理していてたまたま以前購入したまま開いていなかったこの本を読むことになったのも出会いかもしれない。 www.amazon.co.jp ここに「素直な心…

二二六事件について学ぶ③

二二六事件について学んでわかった重要なことがある。 この事件を理解するにあたり重要なこととは、それをあたかもドラマ仕立てで捉えたり、俗っぽい陰謀説として捉えたり、誰かを英雄もしくは悪者に仕立てそれだけをクローズアップするとか、そういうことと…

二二六事件について学ぶ②動機

前回、二二六事件について3つの大論点を挙げた。 大論点1は、「なぜ青年将校たちはクーデター(coup d'etat、英語ではcoup)を企てるに至ったのか、であった。 言い換えれば、首謀者達の動機は何だったのか、である。 彼らがどれだけの憤懣不満を抱えていた…

二二六事件について学ぶ①

来週の近現代史研究会のお題である二二六事件についてここのところ多くの論文や図書を読み勉強している。 学校の歴史では実に軽くしか扱われない二二六事件。 日本近代史でも最も重要な出来事の一つ。重要というのは我々現代人が現在および将来について考え…

クラムボン

小学校の国語の教科書の教材として 昭和46年に採用された、 宮沢賢治の短編「やまなし」。 クラムボン この言葉が何度も出てくる。 短編の中でクラムボンが何かを説明していない。 小学校の先生へのアンケートによると、教えにくい教材と答えた教師が7割と…

三奸四愚三大汚物

昨年より近現代史研究会に参画し、最も重要ながら中学高校で軽視されている現代日本形成のルーツの本質を究めんとしている。 実に素晴らしい人物もいれば、対照的に狡い愚かな嘆かわしく腹立たしい「万死に値す」とも言いたい人物もいる。 後者については、…

議員会館での社会保障フォーラム座長業務

昨日午後は、永田町の衆議院第一議員会館にて、昨年7月から一般財団法人鹿島平和研究所主催で同所理事として主査を務めてきた「地域社会の知を活かし健康長寿の実現を目指す研究会」の成果報告フォーラムを成功裏に開催。 予想以上に国会議員の先生方はじめ…

医療社会学の意義

自分が進めるヘルスケアの研究会ではあまりアカデミックにならず実践に重きを置いているが、一部社会学のアプローチも取り入れている。 医療社会学という学問もあるらしい。 Wikiによると: 医療社会学(いりょうしゃかいがく、英: medical sociology)とは…

難訳日本語の斬れる英訳

英語の猛特訓をしていた頃最も尊敬していた松本道弘さんは、「斬れる英語」の提唱者であり、数多くの書を出されているが、氏のノウハウのエッセンスが一気に惜しげもなく「國文学」に2007年から2008年にかけ連載されていることを知った。 もとより縁の無い分…

英単語アプリmikan

この春から夏にかけ、国連英検特A級対策の一環として通勤中にボキャブラのため使っていたアプリmikanはかねがねよいと思っていた。 しかし自分以上にmikanを高く評価している人がいた。 このブログをお読みいただきたい。 namakerie.me なによりアプリとして…

虚構新聞を愛読

以前から虚構新聞を愛読している。毎回最新記事を楽しみにしている。 その名のとおり、事実ではないフィクションだが、その風刺がウィットに富んでおり、ユーモアのセンスとリズム感溢れる文体で、毎回秀逸な文章である。 そこで、最近特に面白い記事を3選。…

ブログ開始2周年

2016年9月11日にはてブロ開始、昨日でまる2周年。 短い記事長い記事合わせ、毎日投稿し続け、合計942記事。 始めたきっかけは、自分が発信したいことを発信し続けることで、アイデンティティを明確にしようと思ったが、インプットのためのアウトプットとなり…

器用貧乏

そこそこ何でもできるけど、なにひとつ飛び抜けたもののないことを器用貧乏という。 一方でなんでもひととおりできるからオールラウンダーという言い方もできる。 そこでさらにインテグレーターと言い換えよう。 ひととおりさまざまなことができるのみならず…

月曜を楽しみにする

完全週休二日で土日休みの社会人の率は高いと思うが、よく聞くのが「月曜が憂鬱」あるいは「日曜の夕方から既に憂鬱」で、後者はサザエさん症候群などと呼ばれさえする。 なぜ月曜を迎えるのが憂鬱なのか。 自分はそうでもない。 しかし月曜が来ることを考え…

ビジョンの大切さ

経営者にとって何より重要な仕事とはビジョンを示すことである。 これが出来ていない経営者が如何に多いことか、過去17年間にわたり枚挙に暇がないほど見てきた。 組織の大小や業種に限らずビジョン無くして組織のベクトルを合わせることはできない。 数々の…

生産性が高まるオフィス(4)

具体的なアイデアとして思いついたのは和室である。 普段見慣れているしかし馴染めないガラスや金属や樹脂やコンクリートで明るい照明ではなく、対極的に草木の落ち着いた趣の空間、喧騒ではなく静寂、PCやスマホではなく紙と鉛筆か毛筆。 これは現代のビジ…

生産性が高まるオフィス(2)

前回は生産性を定義した。 日本では野中郁次郎先生の有名なナレッジマネジメントが人口に膾炙してから、知的生産性を上げるオフィスというものが研究され、様々な形態、或いは概念が提示され実験されている。 しかし未だ結論は出ていない。 否、結論は無いと…