コンサルタントはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

断食

ちょっと前からプチ断食という言葉をよく聞くようになりました。

できるビジネスマンは少食とかいう本も売れているようですし、よくTVに出てくる南雲先生も1日1食でアラ還にはとても見えない若さを保っているといいます。

断食はとても古くからある概念で、中国の道教でいう仙人は、仙境に暮らし仙術を操る不老不死の存在とされていますが、仙人になるための修行を仙道といい、その中に五穀(米、麦、粟(あわ)、黍(きび)、稗(ひえ))を断つ「辟穀(へきこく)」という修行があります。

イスラム教のラマダンは広く知られていますが、実はラマダンとは暦の月の名前で、この月にイスラム教徒が義務として断食(サウム)を行なうのですね。

日本でも、つい先日、仏教で最たる荒行といわれる千日回峰行(せんにちかいほうこう)に比叡山延暦寺の住職が「堂入り」したというニュースがありましたが、1,000日(連続ではない)で地球1周分余りを歩くこの修行の700日を達成した後の「堂入り」という修行は、9日間断食断水不眠不臥という厳しいものです。

断食は英語ではfastingといいますが、ヨーロッパでは既に専門病棟がたとえば著名な病院であるベルリン国立大病院にあったり、ロシアでは既に50年もの特に断食による精神疾患治療が行われ、6~7割の患者が治癒、エビデンスも蓄積されているということですから、人間の本来の自然治癒力を引き出すための断食はますます市民権を得てくるかもしれません。

日本国内にも成田山本山、あるいは寺社以外にも断食を取り入れた施設(リゾート的なものも含め)が続々オープンしているようです。

ただし、無理な断食で死に至った不幸な例もあるようですから、素人の生兵法で変に衰退しないことを願います。