コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

かゆみとは何か

おはようございます!

きょうは医療ネタでかゆみについて考えていることを書いてみます。

かゆみにはここ数年(減量を始めるまで)ずっと夏も冬も悩まされてきました。

キンカンさまとムヒさまには大変お世話になっていました!

子供のころから、かゆみというのは痛みの弱いものだと教えられてきたのですが(自分だけではないとおもいますが・・)、最近の研究成果によると、かゆみと痛みを近くする部位は脳の別のところにあるらしいということがわかってきました。

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また、痛みというのは生体を守るため、またそのシグナルを出す、という明確な意義があるわけですが(とはいっても過剰な痛みというものもあります)、かゆみにはどのような意義があるのかもわかっていないようです。

 

困りましたね・・・

まだまだわかってないことが多い気がします・・・

研究者のみなさまがんばれ!

 

かゆみが発生するメカニズムはヒスタミンが分泌される等ある程度わかってきてはいるものの、その原因は表皮レベルの疾患から、内臓の疾患によるもの、薬の副作用など多種多様で、たとえ原因がわかっても根本的な治療法がないというのが厄介な症状でもあり、またひどいかゆみを持つひとは眠りにつくことができないなど、QOL上きわめて深刻な問題でもあり、その意味ではかゆみは医療における大きな未充足ニーズのひとつです(おっ なんか学術的になってきとる)。

 

昨年8月に生理学研究所が発表した研究成果によると、脳の一部に外部から弱い電気刺激(1mAを15分間)を与えるとかゆみが弱まったということですが、これは感覚運動野に電気刺激を与えることで痛みが緩和されるという知見に基づく類推であって、かゆみと痛みを感じる脳の部位とメカニズムが異なるのであれば、本質的な解決にはほど遠くないですか?

 

他の科学的アプローチもそうだが、「AをするとBになる」というのは必ずしも因果関係を捉えたものではなく、ロジックの欠如を統計で補おうとする古典的なやり方であり、もう一段深い思考で取り組んでもらいたいとおもうのです(実はぼくは大学院の時統計はバリバリに使っていました。信頼性工学をやっていたので・・・)。

もっとも研究者にしてみればてっとり早く成果を出さないといけないのでなかなかその本質を考える余裕はないのかもしれないですけどね(学生時代の自分への叱咤でもあります)。

 

メカニズムも理由もわからないのですが、大幅な減量をして体脂肪を削ったら、これがなんとかゆみが激減したのです!

前のようにかゆくて眠れないとか、キンカンさまやムヒさまを塗りたくっても効かなくて、抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤ですね)を飲まないとだめ、ということも滅多になくなりました。あと、胃薬だの風邪薬なども一切辞めたのでこれが一因かもしれません。。。いやいや、炭水化物かもしれません。。。

やっぱ脂肪が原因だったのでしょうか。

あるいは軽い薬アレルギーだったのでしょうか。

はたまた糖質制限の効果なのか。

 

いずれにしても自分としては薬には頼りたくないです。できるだけ。

本来の自分の自然治癒力を信じたい!