今回の大統領選で思っていることはトランプvsヒラリーでも共和党vs民主党でもアメリカの対外政策でもなく、物理空間と情報空間の乖離です。
ぼくはマスメディアを信用しないのでTVや新聞の報道ではなく、ウェブで自ら情報収集しまた知人友人と情報交換して自分の世界観を情報空間上に構築しています。
今回の大統領選もその世界観の中にはあったのですが、結果が来るべきことを自分が思っていたより早く反映してしまったことがショックでした。
インターネットがこれだけ普及し、またSNSやメールで米国やカナダ、シンガポールやインドやロンドン、パリとも自由にやりとりできても所詮それは情報空間の一部に過ぎない。
しかもその情報空間とは異なるレイヤーに物理空間があり、我々はそこにアクセスできないのでそこで何が起きているのか知る由もない(実際に自分で見聞できる範囲も極めて限定的)。
そして自分が知ることのできない世界が政治を動かし経済を動かす。
当たり前のことだけど、あたかも自分の情報空間上の世界観がそのまま世界の全体もしくは大部分であるような錯覚に陥っていたことに気づいた。それがショックなのです。
反省。
猛省。