コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

渋沢栄一100の訓言

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渋沢栄一 100の訓言」(渋沢健著)を読んでいます。

(光線の都合で写真がホラーになってしまい申し訳ございません(^^ゞ)

 

渋沢栄一1840年生)は日銀や東京証券取引所、数多くの大企業の創設者であり、「日本資本主義の父」とまで呼ばれ、ドラッカー等も絶賛した偉人ですが、その言葉の数々は現代の我々にとっても傾聴すべき貴重な教えです。

渋沢栄一 - Wikipedia

 

渋沢栄一の著書で最も有名なのは「論語と算盤」(ろんごとそろばん)ですが、これはぜひ現代語訳でなく原文を読まれることをお勧めします。

論語と算盤 (角川ソフィア文庫) | 渋沢 栄一 |本 | 通販 | Amazon

 

渋沢栄一さんの孫の孫にあたる渋澤健さんは知人でもあり、コモンズ投信会長としても活躍されていますが、渋澤健さんが、祖父の祖父にあたる渋沢栄一の言葉を厳選し、判り易く解説されているこの本はぜひ読まれることをお勧めします。

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100の訓言ということでつまり100の言葉が語られているのですが、最初の5つだけ引用します。渋澤健さんは幼少時代をアメリカで過ごした帰国子女でバイリンガルなので、キレのある英語で訳されているところもとてもいいです。

 

1. 心を常に楽しもう

(英語)Let your soul enjoy, always

(原文現代語訳)たとえその事業が微々たるものであろうと、自分の利益は小額であるとしても、国家必要の事業を合理的に経営すれば、心は常に楽しんで事に任じられる

 

2. 毎日、新しいものを探そう

(英語)Look forward to something, every single day

(原文現代語訳)日々に新にしてまた日に新なりは面白い、すべて形式に流れると精神が乏しくなる、なんでも日に新たの心掛が肝要である

 

3. 感激がやる気を生む

(英語)Inspiration is the source of power within

(原文現代語訳)一朝、事に臨んで感激すれば、自ずから意気の奮興するものである。

 

4. 欲がない人はダメ

(英語)Having no desire is the root of laziness

(原文現代語訳)無欲は怠惰の基である

 

5. 残酷な人になるな

(英語)Pessimistic people are cruel people

(原文現代語訳)悲観的な人は残酷である

 

いずれもとても重い言葉ですが、特に何と言っても1と2ですね。

どんなときでもやりたいことを見出し、わくわくし、楽観的に人にやさしく接する余裕を持って過ごしたいものです。