いま注目している日本人若手ピアニストが2人います。森本隼汰君と黒木雪音さんです。
森本隼汰君は今年中学に入ったばかりの若干13歳ながら、既にコンクールで何度も優勝しており、各地のコンサートに引っ張りだこの人気者だそうです。
昨年ピティナのピアノコンペティションE級で金賞を受賞した際の、全国決勝大会での演奏をお聴きください。みずみずしい躍動感ある演奏です。
個人的には彼の個性が既に出ている演奏だと思います。
ちなみにこのE級は高校生まで参加資格があるのですが、そこに若干小学6年生で出場して金賞を勝ち取ったのです。
昨日はその森本君がラ・フォルネ・ジャパンで演奏するという情報をキャッチしたので聴きにいってまいりました。
演奏したのはリストのタランテラ。メカニカルに難しい曲ですが、彼はきっと緊張していたではあろうものの、相変わらずキレッキレのフレッシュでパーフェクトな演奏でした。満席の会場からはため息がもれました。
これは演奏前のショット(本当は撮っちゃいけないんですけどね)。
4人の出場者を代表しての演奏後のスピーチも堂々としていました。関西弁がほほえましいです。
もう一人の黒木雪音さんは既に世界の舞台で活躍している大学1年生です。昭和音楽大学に在籍し、尾崎兄妹など世界的に活躍する若手ピアニストを続々輩出しているあの江口文子女史の指導を受けておられるそうです。
これは昨年の第1回アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクール(若手向け)での演奏です。
もう何もいうことはありません。バッハもベートーヴェンもリストもすばらしいですが、最後のバルトーク「戸外にて」は圧巻です。
昨晩放映された(TV朝日系列)の関ジャニ∞のモーツァルト音楽王決定戦に初めて出場し、余裕で優勝をさらっていきました。なんかほっとしました。
これからがますます楽しみな2人です。