メジャーな国際ピアノコンクールの一つとして知られるクライバーン国際ピアノコンクールが始まりました。
4年に一度、夏季オリンピックの次にアメリカ、テキサス州フォートワース市で開催されます。
2017 Cliburn Competition – The Cliburn
2009年のコンクールでは、日本の辻井信行さんが優勝したことで日本でも特にお馴染みのコンクールになりました。
本日は予選3日目ですが、既にコンサートピアニストとして活躍している出場30名(各地の準備審査を勝ち抜いてきた精鋭ぞろいです)の中でも、注目されているコンテスタントのひとり、ロシアのホジャイノフくんの演奏を聴くためほぼ徹夜状態です。
演奏はすべてライブキャストされています。録画もすぐに見れます。毎回どんどんサービスが充実しています。寄付しようとおもいます。
で、お目当てのホジャイノフくんもよかったのですが、圧巻だったのはその次に登場した同じくロシアのアブロシモフくん28歳です。
Nikita Abrosimov – The Cliburn
1次予選は45分以内のプログラムで、今回の審査員でもある世界的な作曲家兼ピアニストであるマルク=アンドレ・アムランが委嘱され作曲したトッカータを含めて弾くのですが、アブロシモフくんの選曲は:
パワフルな選曲です。
そして演奏は攻めてました。
これまでショパンコンクールやリーズ国際などいろいろコンクールをウェブ中継でみてきましたが、45分間という時間手に汗を握り釘付けになったのはこれが初めてのことです。
もちろん予選通過して欲しいですが、そこはコンクールは水物、確実に通過するとはいえないものです。
このような演奏を聴いて今回のクライバーンがますます楽しみになりました。