コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

今回のクライバーンで個人的に注目するピアニスト(1)ホンギ・キム

クライバーン国際ピアノコンクールは目下セミファイナルの熱演が続いていますが、前のラウンドの二次予選(Quarterfinal)から注目しているのが韓国のホンギ・キム(Honggi Kim)です。

Honggi Kim – The Cliburn

韓国出身の25歳。ソウルに生まれ、ソウル芸術高校、ソウル国立芸術大学に学び、ミュンヘン高等音学校卒業、今はフランクフルトで学んでいます。

韓国のイサン・ユン国際ピアノコンクールで優勝、2015年にはジュネーブ国際ピアノコンクールでベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を弾いて第3位に入賞しています。

www.concoursgeneve.ch

その時の演奏はこれです。この曲は個人的に中学2年の頃にハマり、今でも最も好きなピアノ協奏曲の一つです。

www.youtube.com

 

今回のクライバーン、彼は一次予選で以下の曲目を弾きました。

HAMELIN Toccata on “L’homme armé”
CHOPIN Rondo in E-flat Major, op. 16
RAVEL Gaspard de la nuit
LISZT-VOLODOS Hungarian Rhapsody No. 13 in A Minor

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そして二次予選では以下の大曲2曲を弾きました。

HAYDN Sonata in E Major, Hob. XVI:31
RACHMANINOFF Sonata No. 1 in D Minor, op. 28

ハイドンはキレのある軽快な演奏、ラフマニノフのこの滅多に弾かれない難曲も見事でした。

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そしてセミファイナルはこれらの曲目を演奏:

VINE Sonata No. 1
SCHUMANN Kreisleriana, op. 16
TCHAIKOVSKY-FEINBERG Scherzo from Symphony No. 6 “Pathétique”

ヴァインのソナタは自分も昨年練習していた曲なのですが、躍動感あるドライブかかった良い演奏です。クライスレリアーナも見事。ダメ押しともいえるチャイコフスキー=フェインベルクのスケルツォも軽々と弾いています。

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ぜひファイナルに進んで欲しい一人です。何といってもぼくが好きなプロコフィエフの2番(1楽章だけオケと共演したことがあります。4年前ですが)を聴きたいです。