コンサルタントはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

クライバーン国際ピアノコンクール:印象に残った演奏(1)予選

第15回クライバーン国際ピアノコンクールが終わってしまいました。今回ほど熱心にコンクールを観戦したことは、前回の浜松国際ピアノコンクール(浜松に3回聴きに行きました)以来のことなので、なんだか少々喪失感がありますが、コンテスタントのレベルもウェブキャスト(medici tvに感謝!)も結果も納得のいく素晴らしいコンクールでした。

 

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いい演奏ばかりだったのですが、中でも個人的に印象に残った演奏をいくつか挙げてみたいと思います。

今回は予選(Preliminary)から挙げてみたいとおもいます。

まずは第3位に入賞したDaniel Hsuの予選:

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3曲ともすばらしいです。ベートーヴェンは大好きな曲ですが、これまで29番や32番は弾いたものの、31番はなんとなく距離感があって手掛けられずにいました。しかしDanielの演奏を聴いてこれはやはりやらねば、と思いました。

今回のコンクールの委嘱作品であるMarc-Andre HamelinのToccataも秀逸です。Danielはこの作品の演奏でも全参加者中最優秀の演奏として受賞しています。

3曲目のリストのドンジョバンニはおそらくリストの全ソロ作品中の最難曲ですが、Danielは楽に弾き切っています。これはなかなかできないことです(かくいう自分も4年前に弾きましたが汗)。

 

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もう一人、予選で印象に残っているのはロシアのAbrosimovの演奏です。残念ながらQuarterfinalには進めませんでしたが、熱演だと思います。

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ラフマニノフコレルリの主題による変奏曲も前々から弾きたいと思っている曲です。ラフマニノフの作品では最も好きな作品かもしれません。

ペトルーシュカは国際コンクールでは必ずと言っていいほど取り上げられる人気曲ですが、迫力の演奏でした。ただし、リスクを取り過ぎたと審査員からは見られたかもしれません。

 

もう一つはカナダのトニーの演奏です。

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ベートーヴェンの30番のソナタも大好きな曲です。トニーのいいところはとにかく「ゾーン」に入ることです。これがQuarterfinal、Semifinalになるとさらにゾーンになってくるのです。審査員特別賞を受賞したのも納得です。

 

次回はQuarterfinalから取り上げたいと思います。