コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

自己実現とは何か・・・自己超越の手段に過ぎない

マズロー欲求5段階説というのは広く知られています。

あらためてこれがどういう背景で考え出され、どういう示唆があるのかウェブで調べてみようと思ったらこんな記事がありました。

daxiazzz.hamazo.tv

なんと5段階ではなく6段階だったのですね(`・ω・´)

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仕事は基本的には(労働という意味において)せいぜい4番目の欲求まで満たすものというのが一般的な考え方なのでしょうか。

 

matome.naver.jp

 

NAVERまとめはときどきあまり役に立たないまとめもありますが、これに関してはとても参考になりました。特に「夜と霧」の著者で有名なフランクルの言葉を引用しているところが本質を衝いています。

 

人間存在の本質は、自己実現ではなく、自己超越性にあります。自己実現は、もしそれが目的そのものになると達成されえず、ただ自己超越の副次的結果としてのみ達成されるものなのです。

出典V.E.フランクル 「意味による癒し ロゴセラピー入門」

 

みごとに簡潔に言い切っていますね。つまり、マズロー欲求五段階の最上位にある自己実現は、自己超越の手段であって、それ自体が目的ではないということなのです。

目から鱗です。

人生観変わりましたね。進化しましたね。

4段階目の承認欲求ですが、これは人から認められたい欲求です。人から認めれらたい、とは誰しもが思うことです。SNSなど承認欲求がなかったら成り立ちませんね。ぼくはSNSは情報収集とイベントの連絡に主に使っています。人が何か賞をもらったとかリゾートに行ったとかいい食事をしたとかはすべて広告とみなしてスルーしています。

この六段階目の自己超越欲求からしたら承認欲求など2つも次元が下の話なのです。

承認欲求に突き動かされて生きるなんて「ちっせー」としか思えません。

そして、「生きがいを感じたい」とか「すごい自分になりたい」なんて自己実現ですら安っぽく見えてしまいます。

 

NAVERまとめにはこうもあります:

他者への奉仕のために自らを忘れること・神の認識を高めること・地球全体のためになる生き方にむけて自分の意識を高めることなどを通して、物質的生活に固執し、腐敗してしまいがちな自らの内在性を超えようとする働き

おおお。なんかすごく宗教的ですが「腐敗してしまいがちな自らの内在性を超えようとする」にはなぜかすごく共感できるものがあります。

現実に、仕事、家庭、人間関係、目の前のことで忙殺されそうな時こそ、「自己超越だぞ!」と言い聞かせることにしました。