3日連続の第一生命ホール。
8/18の特級セミファイナル、8/19のグランミューズG級に続き、昨日はG級のファイナル(全国決勝)を聴きに行ってきました。
G級のファイナルを聴くのは実は初めてなのですが、あの黒木雪音さんが出場することに加え、前に投稿したG級2次で自分が聴いた中で「これはすごい」と思った人が本選優秀賞どまりだったため、一体どれほどハイレベルな戦いなのか興味があったからです。
残念ながら過労気味で体調がすぐれないため最初の2グループ5名の演奏だけ聴きましたが、感じたのはレベルの高さというより、かなりの差がコンテスタント間であるということでした。
午前中なのに、しかも快活な曲なのに退屈で眠くなる演奏もある一方、決して派手ではない正統的なプログラム構成で聴かせる人。
2グループの5名の中で最もいいと思ったのは西山響貴さん中学2年の演奏。今回のG級全国決勝唯一の中学生ですが、いわゆるコンペ向けの華々しい曲を入れない好感持てるプログラム。モーツァルトやショパンは端正な演奏でした。
最後まで聴いていたコンペ通で素晴らしいピアニストである友人によると最後の2グループにいいコンテスタントが集中していたとのこと。
やはり伝統芸術であることを踏まえて楽曲を理解し様式感を持って演奏することが大切であることが(当り前ですが)あらためて重要であることを考えさせられました:。