ピアノ協奏曲はおそらく1,000曲を超える膨大な数の作品がありますが、中でも(というかもちろん全て知っているわけでは到底ありませんが)好きな作品は以下の5曲です(時代順):
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
- ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
- シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
- ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調作品16
いままでモーツァルト23番Kv488の3楽章、シューマンの全楽章、プロコフィエフ2番1楽章はオーケストラと共演したことがあり、サン=サーンスの2番1楽章、ラフマニノフの3番1楽章、カプースチンの2番はオーケストラパートを担当したことはあるのですが、実は上記5曲の中でも中学生の頃から好きな曲であるベートーヴェンの4番はあまりに畏れ多くてこれまで一切弾いたことがありませんでした。
このたび恩師がコンチェルトの勉強会を来月開催していただくので、昨日思い切ってベートーヴェンの4番1楽章で申し込みました。
これまで遊びで弾いてきたことはあるのでまったく一からということではないのですが、オーケストラと合わせるということはソロ以上に「弾けて」いなければなりません。当然ながら、自分の音だけではなくオーケストラの音を聴くことができ、呼吸を合わせなければならないのです。もちろん間も併せてです。
ピアノ協奏曲第4番 (ベートーヴェン) - Wikipedia
この曲の演奏には数々の名演がありますが、個人的にお勧めしたいのは以下の録音です:
Clifford Curzon(YoutubeにもiTunesにも残念ながらありません・・・)
・・・と思ったらありました!1楽章だけですが。40年前のミュンヘンでの録音です。
「ピアノがキング」的な協奏曲とは異なり、シューマンもそうですがピアノとオーケストラが対話することが前面に出ている曲ですね。それだけにピアニストの実力が本当に試される難曲ですががんばります!