前々から思っているし、往年の名ジャズミュージシャンの言葉にもあった気がするが、特に毎日バッハとベートーヴェンとスクリャービンとメシアンを練習していると、練習という行為は「祈り」であるとますます強く思う。
キリスト教の祈りについて、Wikipediaにはこうあります:
まず神の言葉を聞いて、それに基づいて祈ることが肝心で、単に自分の願いを披露するのではなく、自身の信仰に基づいた決意表明という点である。その意味で、祈りと聖書を読むこととは、クリスチャン生涯では一体的な営みとされる。
音楽は神の言葉であり、練習が祈りであって、自分の欲を満たすためではない。そんな心境と信念で練習していると今まで見えなかったものが見えてきたし、自分の音楽に対する姿勢そのものが変わってきた。いままでのつまらないこだわりも捨てられる。