友人である大学教授と先週会った際に教えてもらったコンサル本。
普段はたとえ元同僚が書いたものであっても買って読むことはしないコンサル本だが、彼がよいと言うからには良いだろうと思い、Kindle版を購入して目を通してみた。
この本のメッセージは大きく2つある。
ひとつは、コンサルティング業界が10年単位で世代交代し、現在は「第4世代」にあり「個体差」が大きくなっていること。
もうひとつは、コンサルタントを見分ける10の質問というのがあり、これが(クライアントが自分の参謀を選ぶ)選定基準になるということ。
ネタバレになってしまうのでこれ以上は書けないが、いずれも実際にこの筆者と同程度の期間戦略コンサルティング業界で奮迅してきた身としてはすっきり腹落ちする。
以前コンサルティング業界で「悪貨が良貨を駆逐する」グレシャムの法則について書いた。
この本は真のコンサルタントにとっては良い本であり、「いい加減な」コンサルタントもどきにとっては命取りにもなる内容である。個人的には歓迎したい。