コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

村上春樹の名言再選

以前自分が読んだ村上春樹作品の名言(自分が強い印象を受けた文や句)について投稿しましたが、いくつかもれているものがあったのであらためて選んでみました。

 

「人間というのはある場合には、その人間が存在しているというだけで誰かを傷つけてしまうことになるのだ。」(国境の南、太陽の西

「私には中間というものが存在しないのよ。私の中には中間的なものは存在しないし、中間的なものが存在しないところには、中間もまた存在しないの。だから私を全部取るか、それとも私を取らないか、そのどちらかしかないの。それが基本的な原則なの。」(国境の南、太陽の西

「これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をなさらなくてはなりません。これから先、生きることだけに多くの力を割いてしまうと、うまく死ぬることができなくなります。少しずつシフトを変えていかなくてはなりません。生きることと死ぬることとは、ある意味では等価なのです」(神の子どもたちはみな踊る

「一般論をいくら並べても人はどこにも行けない。俺は今とても個人的な話をしてるんだ」(羊をめぐる冒険

「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさやつらさも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。君と飲むビールや……」(羊をめぐる冒険

「どれだけの天才でもどれだけの馬鹿でも自分一人だけの純粋な世界なんて存在しえないんだ。どんなに地下深くに閉じこもろうが、どんな高い壁をまわりにめぐらそうがね。 」(世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

「誰も私を助けてはくれなかった。誰にも私を救うことはできないのだ。ちょうど私が誰をも救うことができなかったのと同じように。」(世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」(ノルウェイの森

「流れというのが出てくるのを待つのは辛いもんだ。しかし待たねばならんときには、待たねばならん。そのあいだは死んだつもりでおればいいんだ」(ねじまき鳥クロニクル

「どんなことでもそうだけれど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」(スプートニクの恋人

「僕にはそれほどの才能はない。音楽をやるのはすごく楽しいけどさ、それで飯は食えないよ。何かをうまくやることと、何かを本当にクリエイトすることのあいだには、大きな違いがあるんだ。」(アフターダーク

「法律を勉強するのは、音楽をやるほど楽しくないかもしれないけど、しょうがない、それが人生だ。それが大人になるということだ。」(アフターダーク

「君は小説家になりたいんだろう。だったら想像しろ。見たこともないものを想像するのが作家の仕事じゃないか」(1Q84

「人間にとって死に際というのは大事なんだよ。生まれ方は選べないが、死に方は選べる」(1Q84

「神は与え、神は奪う。あなたが与えられたことを知らずとも、神は与えたことをしっかり覚えている。彼らは何も忘れない。与えられた才能をできるだけ大事に使うことだ」(1Q84

「心を開くことがいつもいちばん良い結果をもたらす。」(色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年