相変わらずAIで仕事が奪われるとジャーナリズムはかまびすしいが、結局のところオートメーションが進むことに過ぎない。
オートメーションの起源は産業革命(第一次)、18世紀中頃、蒸気機関の調速機とされる。
爾来、オートメーションは決してワーカーの敵ではなく(ミクロにはラッダイト運動に象徴される反発もあったが)、現代的価値観で言うところの成長はオートメーションによるところが大きく、経済発展の促進要因であった。
それら過去のオートメーションと今回話題になっている(扇動している輩がいるからだが)AIとは何か本質的に違うのだろうか。そういうことであれば、扇動する輩には歴史的文脈でAIの脅威を論じていただきたい。