コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

硝酸態窒素とは何か

現在、プロジェクトで農業に関わっているが、先日、安全な野菜を生産するシステムを長年研究・開発され展開されている方と食事をした際に、その店でサラダが出され、そのサラダにはレタスが入っていたのだが、そのレタスを口にされた瞬間、「これは発がん性物質がたっぷり入っているな」と言われ、どきっとしました。

その発がん性物質は何かと聞いたところ、硝酸態窒素だということだ。

硝酸態窒素は一般には知られていないが、その方によると我々が普段食卓や外食で口にする、一般的に入手できる野菜はかなりの濃度で含有しているとのことだ。

ただ、発がん性ということに関しては、やや疑問がある。

硝酸態窒素について研究されている方のブログを読んでみた。

野菜の硝酸態窒素の安全性

ジャーナリズムは不安を煽るのが収益ドライバーなので何かと「●●には発がん性がある」と主張するが、必ずしも科学的・医学的根拠が確立されているとは限らない。

なぜなら、がん発症のメカニズム自体に解明されていない部分も多いからだ。

確かに本来自然に生息していたものが現代の土壌や肥料、農薬に含まれる人工的かつ人体に有毒な化学物質を大量に含んでいるなら発がん性が疑われるとしてもいいかもしれないが、我々が普段目にする情報には安易な結論としか思えないものも多い。

安全であること、おいしいこと、これを野菜や肉に今後求める流れは止まらないであろう。上記のブログにもあるが、レタスのえぐみが硝酸態窒素であることは事実らしい(直接栽培者に聞いた)。

自分はレタスはそもそもえぐみがあるものと教えられてきたし、おそらくそう思っている人も多く、レタス嫌いの人の中には、そのえぐみが嫌だという人もいる。

だとすると、硝酸態窒素の濃度が低いレタスなら、レタス嫌いの人も好んで食べるようになるのではないだろうか。

同じことは他の野菜についても言えないだろうか。