コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

いま流行りのコンサル

量子論的引き寄せ」なる、如何にも疑似科学ぽくスピリチュアルぽい(疑似科学を忌避し、スピリチュアルを忌避する自分にとっては忌避^2なのだが)コンサルティングを発見した。

(あえてリンクは貼らないでおく)

そもそも「量子論的引き寄せ」とは何なのか、まずそこを確認したい。

サイトにはにそれらしき説明がある。

いきなりこれが疑似科学であると自ら認めるかのような「法則だと思う」のくだりは惜しい。もう少しうまく説明できると思うのだが。

法則であるならば、あなたが思おうが思うまいが法則なのである。たとえば万有引力の法則が人によって解釈が違っていたらどうなるかを考えてみると良い。

しかもこの方のおっしゃる法則とは特殊な定義の法則という単語ではなく、科学の法則であるとおっしゃっているのであるから自家撞着に他ならない。

もうこの時点でこれ以上読む気を失った。

人が法則というものを本質的に欲していることを衝いているのはマーケティング的にわかるのだが、一方で私のように学術書以外で「法則」と言われると疑ってかかるセグメントには逆効果である。実は金を払うセグメントなのに。惜しい。

量子力学脳科学もまだ何も解明しているといえるものではないのだから、量子力学脳科学が学問として確立しているという前提で書かれた記述に意味はない。有力な仮説であると言えば正しいのに。惜しい。

 

たとえば量子力学はまだかの有名な二重スリット実験を説明できないのである。多世界解釈だのコペンハーゲン解釈だのエベレット解釈などあるがいずれも解釈ですらないのだ。このあたり理解した上で一味違う説明を試みればいいのに。誠に惜しい。

 

ただし、断っておくと、「引き寄せ」(それが法則であるか否かはさておき)という考え方には共感できるものはある。引き寄せの法則(Law of Attraction)と「法則」と呼ぶのは違和感あるが。惜しい。

 

マーケティングのプロでもありプロのコンサルタントである自分からすれば、疑似科学的なフレーバーをつけると信じてしまうターゲットもいるんだろうということは容易に想像できる。が、繰り返しになるが私をターゲットに想定して欲しい。惜しい。

 

しかし冒頭のリンクの「コンサルタント養成講座」、全6回で36万円か。

まあ、コンサルタントは自分を安売りしてはいけないので高いことが問題だということではないが、この疑似科学的でありかつ内容もわからないもの(受講者の声はアップされているが)に世の中お金を払ってしまう人たちに(ここに書かれているとおり満席になるほど)人気を博すのなら、自分もやってみたいと一瞬思わないでもない。

もちろんその場合はフォロワー戦略をとる。

儲かっている人のまねをするということではなく、自分もやってみたいと思うことであり既にコンサルタントをやっているからだ。引き寄せにも興味はあるし。

ただし自分なら決して「量子力学」とは言わない。「量子論仮説的」とでも言うかもしれないがそれならまだ嘘にはならない。