自分はピアノ弾きだが、最も好きな曲はと聞かれたら0.1秒で答える曲があり、それはピアノ曲でもピアノ協奏曲でもない。
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲である。
昨晩、東京は池袋の東京芸術劇場で梅田俊明指揮東京交響楽団、そしてソリストにパヴェル・ミリューコフを招いての公演を聴いてきた。
この曲は本当に何の抵抗もなく自分の中に入ってくる。
バイオリンは全く弾けないので当然ながら弾いたことはないが、おそらくピアノで暗譜で弾けるであろうと思うほど頭に入っている。いや、潜在意識に刻まれている、あるいはDNAにも刻まれているのかもしれない。
もはや「好き」という次元の話ではない。