コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

因果関係

統計学の古典的名著に「統計でウソをつく方法」(ダレル・ハフ)といのがある。ブルーバックスから1968年に刊行された。

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学生時代(修士)、信頼性理論を駆使する必要があり、さんざん統計は勉強したし、定量分析が必須のコンサルの仕事でも使ってきているので統計にはかなりうるさい方である。

最近になってやっと「擬似相関」という概念が市民権を得てきているのは好ましい傾向である。ある2つの事象の間に相関関係が分析の結果認められていても、実際にはその2つの事象の間に因果関係が存在しないことである。

この疑似相関が統計を使う側が悪用する(誤用の場合も多々あるが)と、それがダレル・ハフのいう「ウソをつく」つまり欺く、騙す、ことになる。

しかし実際には、相関関係より因果関係を証明することははるかに難しいのである。

自然科学においても、因果関係は当然のように古典的物理学では存在するように見えるが、では量子力学ではどうなのだろうか。量子もつれの因果関係はどうなのだろうか。因果関係があるのだろうか。どなたか詳しい方にぜひご教示いただきたい。