訳あって日本の近現代史を勉強しているが、歴史にたらればは禁物とはいえどもしこの人が生きて活躍していたらと思う人物は永田鉄山ではないかと思うに至る。
永田の前に永田なし永田の前に永田なしと言われるほどの空前絶後の頭脳であったらしい。陸軍においては。
どれほど明晰であったかとても興味はある。
第一次大戦の調査をすべく渡欧し、次の大戦を予期し、兵器の進化を確信して日本の経済力拡大の必要性を信じ行動に移した人物。
しかし執務室である日突然同僚に惨殺されてしまう。
日本の社会システムはこういう人物を昔も今も排除するようになっているのかもしれない。
だとするとあまり希望は持てない。