羽生永世七冠がもうかれこれ10年以上抱いているイメージを表す言葉。
玲瓏。
明鏡止水と近いのかもしれない。
どの道であれ真剣勝負するならばこの境地に至るべきという心境。
何度もこの言葉を聴いてきた。
実感できるにはそれなりの、いや並大抵ではない努力と苦悶が必要なのかもしれない。
自分には到底無理だとずっと思ってきた。
しかしここにきて分かるような気がしてきた。
ピアノを通じて。
わずか3分の練習曲。
もう1,000回分は練習してきて、辿り着けないかもしれない境地に少しずつ近づいてきた気がする。