石川武蔵さんという若手ピアニストがブログで書いていた。ピアノ上達の最善の方法とはただひとつ。それは、自分の演奏を必ず録音して聴き、また練習して聴く、を繰り返すこと。
ここ1か月あまり、毎日ではないが、練習を可能な限り録音して聴いている。
そして、数週間前のコンクール地区本選での7名の審査員の方々からいただいた講評を噛み締めている。
講評はそれほど厳しいコメントはなく、むしろ良いところを評価するコメントが大半だが、地区本選の本場後のレッスンでは、かなり良くなったと言われ、昨日の練習を聴いても確実に改善しているのはわかるものの、以前よりなお一層課題が見えてくる。
かなりざっくり言ってしまうと、
「つまらない」
のだ。
ぱりっとしない。
メリハリが弱い。
推進力が足りない。
色彩に乏しい。
整合性が担保されていない。
ところどころ方向性が不明確。
エネルギーが足りない。
求める音楽、響きのイマジネーションが弱い。
全国決勝大会まで10日あまり。
しかし焦ってはならない。
どこまで熟成できるかやってみたい。