経営者にとって何より重要な仕事とはビジョンを示すことである。
これが出来ていない経営者が如何に多いことか、過去17年間にわたり枚挙に暇がないほど見てきた。
組織の大小や業種に限らずビジョン無くして組織のベクトルを合わせることはできない。
数々の企業のビジョン策定(そもそもコンサルタントとして最初のプロジェクトが1兆円企業のビジョン策定とグローバル全社員向け冊子の作成だった)に関わった身としては、それが簡単ではないこと、しかしそれが中長期的にどれだけ事業価値を左右するかを実感できる。
そもそもいかなる企業も短期に目の前の仕事だけをしていてはせいぜい最適化しかできないし社員は疲弊するだけ。
まして滅私奉公とは対極にあるミレニアル世代を活かすなら尚更のことだ。
せめて自分の会社だけはこいやのしろばかまにならないようにせねばならぬ。