コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

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チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番作品23

ふとしたきっかけで友人ピアニストがオケパートを弾いてくれることで来年2月に共演することになったチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番作品23の第1楽章の練習を開始した。

この曲は、ロシアの作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーПётр Ильич ЧайковскийPeter Ilyich Tchaikovsky1840年5月7日~1893年11月6日(満53歳没))が、34歳の1874年11月から1875年2月9日にかけて作曲した、チャイコフスキーの3曲のピアノ協奏曲の一つで、しばしばコンクールやコンサートで演奏される曲である。

この曲が名曲とされるに至ったのは、ホロヴィッツトスカニーニの名盤があることもさることながら、アメリカ人として華々しく1958年に第1回チャイコフスキー・コンクールで優勝したヴァン・クライバーン(1934年7月12日~2013年2月27日、満78歳没)のアルバムがビルボードで7週連続1位を獲得したということも大きいらしい。

 

この曲は3楽章から成り、演奏時間は35分ほどだが、その過半である20分以上は第1楽章である。

第1楽章は変則的なソナタ形式で、665小節から成る。

有名な序奏は107小節まで、その後108小節からウクライナ民謡に基づくとされる第一主題が提示され、184小節から甘美な第二主題が提示される。

267小節から450小節までが展開部、そして611小節からは終結部となる。

 

ピアノ協奏曲を練習するのはこれで何曲目だろうか。真剣に取り組む曲としては、モーツァルトのKv.488、シューマンプロコフィエフの2番1楽章、ベートーヴェンの4番1楽章に次いで5曲目だろうか。

普段からスクリャービンメシアンなど近現代曲を弾いている自分からすると、ロマン派であるチャイコフスキーは譜読みは楽であるものの、何と言っても壮麗さすなわち音の響きの豊かさと長いフレーズ感、構成感、そしてフル編成のオケを導くだけの構想力と推進力が求められることがこの曲の難しさである。

他のコンチェルトもそうだが、身体の使い方が良くないとこの曲は弾けない。指先の感覚は鋭敏ながらも、肩甲骨から弾くように、全身を預けるように弾けなくてはいけない。

 

YouTubeにはそれこそ数多の音源があるが、個人的に必聴といいたいのは以下の3つ:ヴァン・クライバーンプレトニョフバレンボイムである。

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。。。と思ったが、やはりこの曲は素晴らしい演奏が数々ある。

 

リヒテル

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ホロヴィッツ

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ギレリス

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ブロンフマン

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ヴォロドス

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ポゴレリッチ

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キーシン

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ワイセンベルク

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ユジャワン

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ランラン

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辻井伸行

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スルタノフ

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アリス紗良オット

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チョソンジン

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ヴィルサラーぜ

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ルガンスキー

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トリフォノフ

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マツーエフ

https://youtu.be/BcPY0SZog7Y