英語の猛特訓をしていた頃最も尊敬していた松本道弘さんは、「斬れる英語」の提唱者であり、数多くの書を出されているが、氏のノウハウのエッセンスが一気に惜しげもなく「國文学」に2007年から2008年にかけ連載されていることを知った。
もとより縁の無い分野(といっても叔父も従兄弟も国文学者であるが)なので致し方ないが、この連載の存在を知ったことは幸いである。
以下に最初の方の連載から私が「これは確かに斬れる。辞書にない訳だ」と思ったものを列記する。しかしこれは氏の膨大なキレキレ英語の氷山の一角ですらない。
これらが「斬れる」ことが判る人はそれだけでかなりの英語の達人である。
コロンブスの卵 deceptively easy
月とスッポン as different as night and day
節操 integrity
気休め emotional crutch
勘 educated guess
知らぬが仏 playing dumb
ひざを叩くsnap one’s finger
反省 soul-searching
品格 character
格 class
本性 colors
清貧 poor but honest
縁の下の力持ち unsung heroes
潔さ graceful act
気概 willing spirit
コロコロ flip- flop
素直に考える think straight
前向き with an open mind
油断するな never let your guard down
愛の鞭 tough love
腹を括る commit oneself to
勿体ない deserve better
なめんなよ You don’t know me.