コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

スルタノフライブインジャパン

1996年春来日時のコンサートのライブ録音CD2枚組。このときスルタノフの来日は1991年に続き2回目。大変残念ながらこれが最後の来日となった。この時は、当初1日のみ予定されていたコンサートだったが、あまりの人気に瞬時にチケットが完売し、急遽紀尾井ホールでの2回の追加公演が行なわれたということである。

当時の自分は仕事が忙しく、とてもピアノどころではない時期であったので、音楽に関する情報を遮断していた。したがって、スルタノフのクライバーン国際ピアノコンクール優勝もショパンコンクールでの活躍も知らず、かすかに名前だけを友人たちの会話の中に聞いただけで、ほとんど興味もなく、したがってコンサートに足を運ぶこともなかったのが今にして思えば大変心残りである。

引っ張り出してスケルツォ2番&3番を聴いてみた。

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この人はなんと一切の困難も感じさせずに弾くのだろう。

いや特にショパンを弾くならそうあらねばならないのだが、それにしても見事である。

音楽の流れ、勢い、方向性がクリアである。

ホロヴィッツの再来とか、「ピアノの鬼神」とか呼ばれていたようだが、本人にしてみたら純粋にショパン(あるいはスクリャービンでもラフマニノフでも)の楽曲の魅力を最大限に発揮しようとしていただけであり、決して自分がホロヴィッツの再来であるとか鬼神であるとかまったく意識だにしていなかったことであろう。