コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

二二六事件について学ぶ③

二二六事件について学んでわかった重要なことがある。

この事件を理解するにあたり重要なこととは、それをあたかもドラマ仕立てで捉えたり、俗っぽい陰謀説として捉えたり、誰かを英雄もしくは悪者に仕立てそれだけをクローズアップするとか、そういうこととは対極にあるものとして理解するということだ。

複雑なのである。

自分の商売は複雑なことをシンプルにわかりやすく伝えることだが、必ずしもそれが正しくない場合がある。たとえば二二六事件である。

うがった見方をするのではなく、丹念に史実を知り、それらの関係を事実に基づいてつなぎあわせ(今となっては遺書や裁判記録も明らかになっている)、複雑だと片付けるのではなく、その複雑さの本質を冷静に客観的にとらえることだ。

こういう能力は必要である。教養として。