1年ほど前に数学者の友人から勧められた加藤和也先生の本を読み直している。
フェルマーの最終定理・佐藤‐テイト予想解決への道 (類体論と非可換類体論 1)
- 作者: 加藤和也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/01/29
- メディア: 単行本
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平方剰余の相互法則についてはおぼろげながら解ってきたので読み進める。
一見ランダムな素数と素数の関係が平方剰余の相互法則によりある一定の規則性を見せる。
自然数の世界の素数は素数というだけあってそれ以上分解できないが、複素数の世界では分裂する。
それにしても保型形式という関数は魅惑的である。
ようやく非可換類体論というものの素晴らしさの片鱗が見えてきた気がする。
少しずつでも世界観が拡がっていくのがうれしい。
まだ1巻の半分も行っていないけれど読み進めればさらに引き込まれていくだろう。