現在開催中のチャイコフスキー国際音楽コンクール、ピアノ部門でファイナル進出した藤田真央のセミファイナルの演奏を全て聴いた。
スクリャービンのピアノソナタ2番、ショパンのピアノソナタ3番、プロコフィエフのピアノソナタ7番の3曲、1時間弱のプログラム。
引き込まれる。magnetizing, rivetingという形容に相応しい演奏。
5月に彼と伊藤悠貴のデュオを紀尾井ホールで聴いたが、彼のイマジネーションはとても豊かだし互いに引き合う天才の見事なアンサンブルだった。
もう一人今回のチャイコフスキーコンクールで着目しているのがシシキンである。
ショパンスケルツォ2番、プロコフィエフの作品2も彫琢された演奏だが、ラフマニノフピアノソナタ2番も、あらためてその魅力を存分に見せてくれた。
2人ともエフィカシーが高い。
とても影響を受けた。