コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

かゆみ

子供のころから、かゆみというのは痛みの弱いものだと教えられてきたのですが(自分だけではないとおもいますが・・)、最近の研究成果によると、かゆみと痛みを近くする部位は脳の別のところにあるらしいということが(やっと)わかってきたそうです。

また、痛みというのは生体を守るため、またそのシグナルを出す、という明確な意義があるわけですが(とはいっても過剰な痛みというものもあります)、しかしかゆみにはどのような意義があるのかもわかっていないようです。

かゆみが発生するメカニズムはヒスタミンが分泌される等ある程度わかってきてはいるものの、その原因は表皮レベルの疾患から、内臓の疾患によるもの、薬の副作用など多種多様で、たとえ原因がわかっても根本的な治療法がないというのが厄介な症状でもあり、またひどいかゆみを持つひとは眠りにつくことができないなど、QOL上きわめて深刻な問題でもあり、その意味ではかゆみは医療における大きな未充足ニーズのひとつですね。

昨年8月に生理学研究所が発表した研究成果によると、脳の一部に外部から弱い電気刺激(1mAを15分間)を与えるとかゆみが弱まったということですが、これは感覚運動野に電気刺激を与えることで痛みが緩和されるという知見に基づく類推であって、かゆみと痛みを感じる脳の部位とメカニズムが異なるのであれば、本質的な解決にはほど遠いようです。

他の科学的アプローチもそうですが、「AをするとBになる」というのは必ずしも因果関係を捉えたものではなく、ロジックの欠如を統計で補おうとする古典的なやり方であり、もう一段深い思考で取り組んでもらいたいとおもう次第です。

もっとも、当の研究者にしてみればとにかくてっとり早く成果を出さないといけないので、なかなかその本質を考える余裕はないのかもしれないないですが。。。