コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オーケストレーター(4)オリジナルな定義

経営コンサルとしての経験、また外資系・内資系双方の事業会社に務めた経験に加え、技術の進化を単に脅威として捉えるのではなくチャンスとして捉えた「進化する人間の知性」の視点で考え出したこれからの働き方が、「オーケストレーター」です。 オーケスト…

断食

ちょっと前からプチ断食という言葉をよく聞くようになりました。 できるビジネスマンは少食とかいう本も売れているようですし、よくTVに出てくる南雲先生も1日1食でアラ還にはとても見えない若さを保っているといいます。 断食はとても古くからある概念で、…

動的ネットワークバイオマーカー

昨年、数理シミュレーションシステムに強みを有する㈱構造計画研究所のご招待で、同社主催のセミナーに参加した際、数理モデルの第一人者の一人である東大の合原一幸教授の基調講演を聞きました。 いくつか刮目すべきアイデアが披露され興味を抱いたのですが…

厳粛なる変奏曲…しばらく自粛していた曲

メンデルスゾーンのピアノ曲の中でおそらくコンクールで最も良く弾かれる曲のひとつが、ロマン派の変奏曲の中でも傑作の一つに数えられる「厳粛なる変奏曲(Variations Serieuses)作品54」であろうかと思います。 ここ5年というもの、バッハの平均律かラベ…

人工知能でコンサルティングの生産性は上がる

IBMが開発し提供するワトソン・アナリティクス(Watson Analytics)は、データをアップロードするとそのデータから言えることを自動的に分析してグラフを作成したり、分析結果からの示唆を抽出してくれるツールです。 典型的な経営コンサルティング業務は、…

かゆみ

子供のころから、かゆみというのは痛みの弱いものだと教えられてきたのですが(自分だけではないとおもいますが・・)、最近の研究成果によると、かゆみと痛みを近くする部位は脳の別のところにあるらしいということが(やっと)わかってきたそうです。 また…

人工知能とピアノ演奏

電子ピアノ(デジタルピアノ)には必ず名曲ライブラリーがついてきて、番号選ぶだけで電子ピアノが弾いてくれるというのがあるが、これがありがたいと思っているユーザーはどれぐらいいるのだろうと思った。 そもそも自分が弾きたいからピアノを買うのであっ…

創薬はまだまだこれから

傍目からみると、医薬品開発というのは、きわめて成功確率が低く難度が高いものと思われるであろう。そして、これまでの新規化合物や新しい作用機序(薬の効き方)の発見がどれだけ臨床試験の過程で葬り去られたかその死屍累々をみれば客観的定量的にその難…

春の祭典

ロシアの作曲家ストラヴィンスキーの名曲(という言い方は好まないが)「春の祭典」(儀式というべきか)と出会ったのはいつだったか。もっと前だったかもしれないが虜になったのは大学1年の時にこの曲に入れ込んでいるサークルの先輩がなんと自分でピアノソ…

なぜ薬剤費は下がらないのか

Reutersの2016/8/24付け記事に直球剛速球の記事が掲載されました。タイトルは”Can anything contain U.S. drug costs?”です。 医療費抑制圧力が財政上の要請から必然的に高まり、米国では特に患者側の薬離れが一見進んでいるように見え、しかも医療の質が問…

経営コンサルという仕事(7)コンサルティング・ファームの今後

筆者は現職を含め3社の大手コンサル(外資2社、内資1社)に、2001年から通算13年超の勤務経験があり、いずれでもマネジャー以上まで務めているが、15年前と較べると、同業他社をみても、その事業モデル、サービス内容、そして擁するプロフェッショナルのバッ…

経営コンサルという仕事(6)自分を売る

経営コンサルは組織に属していようがいまいが拘らず、商品は自分です。 商品は買い手(クライアント企業)にとって買う意味が認められなければ売れません。 マーケティングの枠組にAIDMAというのがあります。1920年代にアメリカで提唱されたモデルで、消費者…

レッスン備忘録9/23

昨晩は約ひと月ぶりのレッスン。曲目はバッハ平均律2巻19番BWV888イ長調とショパンエチュード作品25第5番ホ短調。 ちなみに映画「君嘘」でこのショパンエチュードが使われたのはぼくの影響です(嘘)。 ここのところのレッスン3回はこの2曲に絞り徹底的に一…

経営コンサルという仕事(5)フリーが良い?

経営コンサルの中には何万人ものプロフェッショナルを抱える大企業から個人でフリーランスとしてやっておられる方まで規模は様々です。 クライアントから見て、規模は関係あるのかないのか、あるとすればどう関係あるのでしょう。 まずはフリーランスの立場…

経営コンサルという仕事(4)華やかな職業?

経営コンサルという仕事は医師や弁護士同様、とかく派手で儲かると誤解されがちですが、それはひとえにジャーナリズムが作り出す幻想です。 一方でブラックな職業の代表格ともされますが、そうでもありません(そういう会社もあればそうでない会社もあります…

ハンマークラヴィーア

ベートーヴェンのピアノソナタ第29番作品106「ハンマークラヴィーア」はピアノを志す者の多くが「登りたい山」の一つでしょう。 ぼくは高校3年の時に取り憑かれて大学のサークルの演奏会で1人15分の枠を3人分副会長の特権を濫用して暗譜で全曲弾かせていただ…

16kg減量

昨年の9月に突然決心して今年1月までの4ヶ月で66kgから50kgまで16kg減らしました。 食事、運動、水分全て細心の注意を払って。体脂肪率は24%(高いですね(・・;))から3%まで下げました。 その後は体重は51-2kg、BMIは19前後、体脂肪率は5-6%をキープしていま…

経営コンサルという仕事(3)コンサル嫌い?

経営コンサルが嫌いという経営者の方々がいらっしゃいます。面と向かって言われることもしばしばです。なぜ嫌いなのでしょうか。 理由は主に3つあります(なんでも3つ、とか最初に言うのは理由を説明する際の鉄則です。いろいろ、とかいくつか、では聴衆が不…

せばすさんとさふぁいあさん

前々回のアプデで追加されたレア猫さんペア。。。 せばすさんは執事でさふぁいあさんはご令嬢。いつも一緒に訪れます。スイーツタワーかメルヘンパラソルがお気に入りです。 かつお節猫缶以上の高級エサでないと見向きもしないセレブにゃんこですが、その分…

英語道(4)GBC

前回は国内で受けられる英語検定試験中最難関とされるICEEについて書きましたが、これはあくまでも日本の団体が主催する、主として日本人を対象とする試験の中では、ということです。 ネイティブスピーカーも対象とした米国の試験となるとこの限りでは当然な…

ショパン幻想曲作品49

いま取り組んでいる曲の一つがショパンの幻想曲です。といっても一から始めているのではなく、数十年ぶりのさらい直しなのですが、一切の悪い癖を除去すべく楽譜に忠実に丁寧にさらっているところです。 母親がピアノ教師をしていて、この曲やマズルカをよく…

ろじゃーさん

前回のアプデは7月末でしたが、待望の新レアねこさんは予想したなみのりさんでもおまつりさんでもなくなんと海賊のろじゃーさんでしたね(≧∇≦) まさかのワンピースねた!! とってもワイルドでキュート! 最初は高級エサでないと来ないと思い込み金にぼしを…

経営コンサルという仕事(2)何の専門家?

経営コンサルは専門家と前回述べたが、では保有し発揮すべき専門性とは何だろうか。 経営コンサルは経営において最も解決が難しい課題を解決するという付加価値をもたらすからこそプロとして認められ報酬がいただける。 難しい課題とは何だろうか。それには…

経営コンサルという仕事(1)コンサル不要論?

経営コンサルティングという仕事を通算で12年ぐらいやっています。この世界では5年ぐらいやればプロジェクトを仕切れる立場になるので、12年というとかなりベテランの部類に入ります。 コンサルキャリアの半分以上は外資系のいわゆる戦略ファームといわれる…

スクリャービン 白ミサ

いま取り組んでいる曲中もっとも時間を割いているのがスクリャービンのピアノソナタ第7番作品64白ミサであります。 真面目に取り組んだソナタとしては4番、10番、3番に次いで4曲目ですが、この間の自分の進歩で調整後の難易度では白ミサがもっとも難しいです…

英語道(3)英語漬けの日々

英語に目覚めたのは大学4年の時に研究活動の一環としてアメリカ東海岸に2週間滞在した時でした。 飛行機やホテルではなんとかなっても、街に出て一般の人と話したりするのはまったく勝手が違う。教科書やガイドブックの単語やフレーズを知っていてもほとんど…

オーケストレーター(3)オーケストレーターの定義

オーケストレーター(orchestrator)という単語は、適訳がないので説明的になりますが、orchestrate(結集する、統合する、組織化する、画策する、統制する等多義的ではあるがいずれもぴったりきません)する人、すなわち「ものごとをまとめあげる人」です。…

バッハ平均律

2014年は他の作曲家に目もくれずバッハのそれも平均律に明け暮れた1年でした。 1巻2巻48曲全曲、プレリュードとフーガに分ければ96曲、暗譜まではいかないものの止まらず弾けるようにすることを目標にした1年でした。 前々から全曲弾きたいと思っていたし、…

ビジネス書はだいたい読む価値なし

コンサルタントという仕事柄、どういう経営、経済、自己啓発関連の本が出ているかはチェックしているし、これまでにおそらく1,000冊は目を通してはいますが、経験上99.5%は読むに値しないと思います。つまり読んで役に立ったと思えるのは200冊に1冊。 これだ…

ヴァイン ソナタ1番1楽章

「いま取り組んでいる曲」のうちヴァインのソナタ1番について語ります。 オーストラリアの作曲家であるカール・ヴァインが1990年に委嘱により作曲したこのソナタは、その斬新な曲想と演奏効果で一躍彼の名を高めることになりました。 ひと頃は国際ピアノコン…