コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

テクノロジーは生産性を上げない

ここだけの話、先端テクノロジー好きなクライアントにひとつのアイデアとして提案はしたものの、本心ではテクノロジーは生産性を上げないと思っている。 AIだのIoTだのブロックチェーンだの量子コンピュータと盛り上がってはいるが、いずれも未だ端緒につい…

ビジョンの大切さ

経営者にとって何より重要な仕事とはビジョンを示すことである。 これが出来ていない経営者が如何に多いことか、過去17年間にわたり枚挙に暇がないほど見てきた。 組織の大小や業種に限らずビジョン無くして組織のベクトルを合わせることはできない。 数々の…

リヒテルは語る

ますますリヒテルにのめりこみ気味のため一冊書籍を購入。 www.chikumashobo.co.jp ここにはリヒテルの音楽観が(翻訳ではあるけれども)生々しく語られている。 たとえば、最も宗教的な作曲家は誰かと聞かれたらそれは(JS)バッハではなく、フランクだとい…

戦士の休息

よく戦うには気力が充実していなければならない。 気力は体調に依存するし、脳が疲れていても弱くなる。 戦士の休息をとらねばならない。 今日は幸い喫緊の仕事が途切れた。 今日何か湧いてきても降ってきてものんびりやり過ごそう。心穏やかに。 たまにはそ…

月命日

毎月26日はレオくんの月命日。 たまにしか会えないけどまた会おうね。 夢の中で。

リヒテルというピアニスト

好きなピアニストは誰かと聞かれたら今も昔も迷わずリヒテルと答える。 スビャトスラフ・リヒテル(Святосла́в Теофи́лович Ри́хтер、Sviatoslav Teofilovich Richter、1915年3月20日 - 1997年8月1日)、ロシアのピアニストである。 中学1年の頃であったか、…

生産性が高まるオフィス(5)

シリーズ最後は自分自身が最も生産性が高まる、すなわちアイデアが浮かぶし、資料作成も捗る「オフィス」について述べる。 2つある。 一つは電車である。新幹線ではなく、空いている地下鉄とか私鉄である。これはなぜか?一つの理由は動いていること。そして…

生産性が高まるオフィス(4)

具体的なアイデアとして思いついたのは和室である。 普段見慣れているしかし馴染めないガラスや金属や樹脂やコンクリートで明るい照明ではなく、対極的に草木の落ち着いた趣の空間、喧騒ではなく静寂、PCやスマホではなく紙と鉛筆か毛筆。 これは現代のビジ…

生産性が高まるオフィスとは(3)

前回はイノベーションを創出できるオフィスの再定義をすれば自家撞着にならない、ということを述べた。 ではどう再定義するか。コトを起点にするのである。従来のハコ(建築物)やモノ(家具や備品)ではない。 ちなみに私は建築専攻なのでハコモノ起点の考…

生産性が高まるオフィス(2)

前回は生産性を定義した。 日本では野中郁次郎先生の有名なナレッジマネジメントが人口に膾炙してから、知的生産性を上げるオフィスというものが研究され、様々な形態、或いは概念が提示され実験されている。 しかし未だ結論は出ていない。 否、結論は無いと…

生産性が高まるオフィスとは(1)

知的生産性が上がるオフィスとは何かについて考えている。 そのためにはまず知的生産性とは何かを定義する必要性がある。 生産性はシンプルにインプットとアウトプットの比とし、インプットを時間とお金(時間も金額換算できるが)とする。 ここまではいいと…

全国決勝大会に参加しました

結果は残念ながら入賞ならず。 しかしそれはあくまで審査員が決めるもの。 何より自分がその時のベストを尽くせたことが大切。 そして仲間たちと健闘を讃えあいながらの食事。こういうことも大切。 ピアノについて考えを新たにした一日でした。

特級セミファイナル

8/18(土)は待ちに待った特級セミファイナル。 いつもの年なら会場に聴きに行くのですが、翌日が自分のファイナルのため、自宅で練習の合間にライブストリーミングで視聴。 例年なら自分の感想を書くのだが、今回は主観をはさまず事実関係のみ書くことにし…

久々のレコーディング

コンクール決勝を明日に控え、経験値を上げるためプロにレコーディングをお願いしました。 場所はよく利用している池袋西口のベースオントップ。ピアノはヤマハのC6X。 テイク3でなんとか満足いく出来、というより現時点での自分のベスト。 12分の曲を集中し…

Society 5.0ではなくSociety 4.1(あるいは4.0.1?)

・・・というべき内容。インフレも甚だしい。●●x.0という表現は、そもそも大きく市場・業界が変わることを意味する。 マーケティング戦略の一環として業界関係者が言うならまだしも、政府が言うからには具体性はともかく、Societyがどう変わるかのかめざまし…

プロジェクトマネジメント力は稀少資源

企業の価値の本質は何か。稀少資源である。 他の誰にもできないことをやる、他の誰も提供しない価値を提供できる。 なぜ他の誰にもできないのか。それはその企業が他の誰も持っていない(稀少)経営資源を持っているからである。 経営資源は、知識、ノウハウ…

充実の日々

今週末はコンクール全国決勝大会 来週月曜と木曜はクライアントとのプロジェクトミーティング 来週火曜〆切の提案書が2件 来月末はICEEなので英語磨かねば 再来月の議員会館での講演資料も未だ手付かず いずれも普通に考えれば重いが重いと思わないようにす…

若さから学ぶことは少ない

昨日はある有名な学者を招いてのクローズドの研究会に出席。 メディアも発しない、もちろん本にもなっていない世界最先端の生きた情報を入手。 クローズドの研究会なので、テーマも講師も明かすことはできないのだが、その道の権威であり有名な先生、御年70…

白ミサの和声分析

テキサス州立大学音楽学部の講師、Dr. Ezra Bartzによる白ミサの和声分析はきわめて論理的であり、スクリャービンの他の作品、特に中後期の作品を理解するにはとても良いものだ。 www.youtube.com もちろん英語だが、日本語で和声学を学び、かつ和英での音楽…

キャズムとトルネード

今となってはマーケティングの古典とも言えるジェフリー・ムーアのキャズムとトルネード。 ハイテクスタートアップの成長継続を決める要因と戦略について書かれた二部作、Crossing the ChasmとInside the Tornadoである。 キャズムの内容はこの5分と短い動画…

スマホアダプタ付単眼鏡を入手

先週Amazonで買ったスマホアダプタ付単眼鏡が昨日やっと届きました。 三脚も付いてセール価格で2,499円。 商品説明はこうあります: 【3脚付きセット・持ち歩きに便利なコンパクトサイズ】18XHD望遠レンズ、望遠レンズ用クリップ*1、スマホホルダー*1 、ミニ…

組織知

コンサルティングファームの付加価値の源泉は組織知にある。 クライアントが求めるのは自分では到底知り得ないこと、実現し得ないことを教えてくれる、やってくれるファームである。 選ばれるファームになるためには、どのような業種のどのような課題を解決…

ピアノ上達の最善の方法なんてあるのか

石川武蔵さんという若手ピアニストがブログで書いていた。ピアノ上達の最善の方法とはただひとつ。それは、自分の演奏を必ず録音して聴き、また練習して聴く、を繰り返すこと。 ここ1か月あまり、毎日ではないが、練習を可能な限り録音して聴いている。 そし…

スマホアダプタ付単眼鏡

これは便利。 Amazonで先週注文したが、まだ届かない。 毎日発送が遅れるとのメールが来る。 そばやの出前とはこういうことを言う。 火星が遠ざかっていく。。。

テレワークの議論の陥穽

目下、国を挙げてテレワークが推進されている。 総務省|ICT利活用の促進|テレワークの推進 そもそもテレワークとは何か。総務省の定義にはこうある: テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。 ふむふ…

feeling good at all times

自分のモットーを決めた。 feeling good at all times 常に良い気分でいること。 何があろうと良い気分。 どっちに転ぼうと良い気分。 上機嫌という作法。 上機嫌というスキル。 出来事や物事が気分を決めるのではない。 その解釈が気分を決める。 怒られて…

コンクールに臨む姿勢

今週末はアマチュアピアニストにとって多くのコンクールがあり雌雄を決する場面が多い週である。 自分もこれまで少なからずコンクールに自ら参加しまた視聴してきたが、その経験を踏まえてコンクールに臨む上で最も大切なことはただ一つ。 それは、自分では…

国連英検特A級合格しました!

昨晩帰宅したら通知が来ていました。 7/8に行われた2次試験についてブログにアップしたとおり手ごたえはあったのですが、あくまでも試験官が評価するものなので、一抹の不安はありました。 最も不安だったのは熱が入って話し過ぎ、回答が長過ぎたかもしれな…

仕事とは理不尽で合理的なもの

好きなことだけやればいい。 嫌なことは断り避ければいい。 嫌なことをやっても大した価値は出せない。 好きなことこそ本気になれるし良い結果も出て客も喜ぶ。 企業相手の仕事だと、法外と思われる要求や、決して自分のせいではないトラブルに巻き込まれ、…

火星は大接近しない

ここ数日メディアを火星大接近なる熟語が賑わせているが(いや正確にはメデイアが主語)、火星は決して(少なくとも我々に関係する時間軸では)大接近しない。いやできない。 火星は地球型惑星でその直径は約6,800kmと地球の約半分の巨大な岩である。 今年4…