具体的なアイデアとして思いついたのは和室である。
普段見慣れているしかし馴染めないガラスや金属や樹脂やコンクリートで明るい照明ではなく、対極的に草木の落ち着いた趣の空間、喧騒ではなく静寂、PCやスマホではなく紙と鉛筆か毛筆。
これは現代のビジネスパーソンにとっては非日常だが、時にこのような空間でゆっくりと時間を過ごし、瞑想のように沈思黙考するのだ。
誰が言った言葉かはわからないのだけど、「静寂と空間は内省を促す」というのは肌感覚としてある。
畳に座椅子でいい。障子から漏れる自然光。鳥のさえずりや水や風の音。
こういう環境こそ都会では得難いものだ。
電気は最低限あっていいが、電波は届かない。ここに居る間はスマホもPCも使わず、デジタルデトックス。
どうせ提案するなら和空間を提案する。
提案