コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

ストライドを伸ばす①

4月末から本格的に走り始めて7ヶ月。合計で約1,600㎞走ってきました。
目下の目標はタイムというより、結果としてのタイムではなく、楽に(効率的に)楽しく走る、そして結果としてタイムが良い、というところに置いています。
そして、それを測る指標として最も重視しているのがストライドです。もちろんストライドは伸ばそうとして伸びるのではなく、正しい(効率的な、うまく全身を使った)走りをした結果伸びるものであり、それが如何にできているかを測る指標としてみています。

当初はキロ5分で10㎞走るのもぜえぜえで、今月までにも膝が痛くなったり、坐骨神経痛的なものになったり、アキレス腱が痛くなったり、足底が痛くなったり(足底筋膜炎ではなかったけど)、トラブル続きでだましだまし走ってきたのですが、ここに来て先週は10㎞を46分20秒、昨日はハーフで1時間44分22秒と、長い距離もそれなりのペースで走れるようになってきましたた。

先月、気ランニングという本に出会い、今までの自分が如何に筋力に頼った走りであるかに気づき、重力を利用して(古武術でいうところの測地法に通ずる)走ることを意識し、その上でピッチは190以上で走ってきたのを180前後で一定に保ち、大きな筋肉(特に大腰筋)を使うことを意識し(といっても実際には特定の筋肉を意識してはいないのですが、少なくとも膝から下の筋肉は使わないように)、「蹴らない走り」に努めてきたら、ストライドが半年前に比べると15㎝は伸びたし、これがそのまま平均ペースアップにつながっています。

こういう、あれこれ考えながら走るというのは、本来は良くないと思うのです。大迫選手が言っているように常に身体の声を聴き、自分の足音を聞き、体と対話しながら感覚を大切に走るべきだとは思うのです。一方で、同じく大迫選手が言っているように、身体のどこかが痛いとか辛いとか警告を発しても、それを鵜呑みにするのではなく、それが堪えるべき痛みや辛さなのかを見極める感覚も必要であるとも思います。

昨日ハーフを走った際は、常に「キロ4分50秒はジョグ」と脳に言い聞かせ(以前の自分だったら閾値ペースより速い)、ペースがキロ5を上回るまで耐えたらハーフの距離をカバーできてしまったのですが、タイム以上にメンタルブロックを外す意味で有意義なランでした。

では具体的にこの先どうやってタイムを狙っていくのか、そしてストライドをどう位置付けていくのか。次回に続きます。