コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

核酸医薬はいまどうなっているのか

約2年前、前職の社内向け週刊メールマガジンで核酸医薬について解説した。 以下の内容である: 核酸医薬とは、DNAやRNAの構成成分である核酸(オリゴヌクレオチド、oligonucleotide)からなる医薬品で、遺伝子の発現に直接作用することにより、これまで治療…

30kmウォーク

ここのところ忙しくまた酷暑だったり台風が来たので運動不足気味。 運動不足だと心も沈み、体調も悪くなる。 昨日は雨も上がったので涼しいうちに歩こうと思い、朝8:30に出発して4時間半の30kmウォーク。 歩いて30分もすると気分が爽快になる。 水上公園まで…

全国決勝大会進出

昨日はコンクールの地区本選でした。 同じ部門に地区予選を通過した14人が参加。 この中から全国決勝大会に進出できるのはたった一人。 地区予選でも1/3しか通過できない狭き門。 完成度の高い演奏ばかりです。 自分はといえば、精一杯の演奏はしたものの、…

起業に勝る学習は無い

コンサルタントとして大小様々業種様々な企業と向き合い、直接の関与もしてきてあらためて思うのは、お金を稼ぐことがどういうことかを身を以って知ることが如何に大切かということだ。 コンサルタントとして国内と外資双方の大企業で責任ある立場で仕事した…

エピクロスの哲学が意味するもの

古代ギリシアの哲学者であるエピクロス(Epikouros)は、エピキュリアン=快楽主義として知られているが、彼の主張する快楽とは肉体的快楽ではなく精神的快楽であることはあまり知られていないようである。 彼が追求したのは幸福であり、その幸福とは心の平…

原体験

コンサルタントとして成長意欲が高くハードワークな人には(自分を含む)、安っぽいモチベーションなどではない強烈な原体験があることが多いように思う。 自分の場合は、最初はコンサルタントに転職する前に勤めていた大企業の新しい取組を潰す文化だった。…

足かけ4年弾いている白ミサ

2015年の12月から足かけ4年弾いている(途中中断あり)スクリャービンのピアノソナタ第7番作品64「白ミサ」がここにきて急速な発展を見ている。 昨年までは弾けなかった(妥協していた)再現部(写真)がコントロールしてリズムを正確に響きを作れるようにな…

組織の論理

組織というものは作られた意図とは異なる独自の論理を獲得し自己維持に走る。 外形的には不合理に見えてもその組織にとっては合理的である。 全体最適部分非最適。 評するのはた易い。 しかしそれが如何に日本の産業競争力を蝕んでいることか。 私の使命はそ…

仕事が山積

しているが誰にも振れない モジュール化して分業できる仕事ではない もはやコンサルとして培ったケイパビリティが活かせる水準ではない 自分の知見と人脈しか頼れない もう限界だ ・・・と思うことはここ半年よくある そんなときは決してその量と期限に圧倒…

効く薬は良い商売にならない

今年の4月、米国系大手投資銀行Goldman Sachsのアナリストはこう問いかけたという。 Is curing patients a sustainable business model?(患者を治すのは持続可能な事業モデルなのか?) この発言に対し、ソーシャルメディアでは多くのコメントが寄せられ話…

はたらく細胞というアニメが面白い

我が家のBRレコーダー(PanasonicのDIGA)は新番組を勝手に録画する。 アニメがほとんどだがアニメ嫌いなのでほとんどは一瞬で消すのだが、珍しくひとつタイトルが気になって見てしまったらこれが面白い。 www.youtube.com 人体の様々な細胞を擬人化している…

地球上に蟻は何匹いるのか

我が家の3階のバルコニーには蟻さんが多く訪れる。 決して蟻は嫌いではないが、あまりに多いとさすがに気味が悪い。 蟻の行動を見ていると、なんだかとても組織立って行動しているように見える。 自分たちの生息にふさわしい新たな場所を探し、巣を作り、卵…

WeWorkは不動産業界を変えるか

グローバル不動産業界を変えると言われているベンチャーがある。WeWorkである。 よくこの手の「●●業界を変える」というのは眉唾のものがほとんどだが、WeWorkはAirBnBやUberに次ぐ「シェアリング・エコノミー」の旗手として、確実に不動産業界を変えつつある…

金縛りは睡眠麻痺

3年前に体質改善に取り組み開始以来、風邪もひかず、頭痛もなくなり、アレルギー症状もなく、胃腸も健康で、全般的にとても健康になったのではあるが、一つだけ不調がある。 金縛りである。 金縛りはその昔は心霊現象とみられていた向きもあり、さらに昔は忍…

ピアノとの対話

昨日の午後、ピアノに関する悩みが一気に解消する天啓を受けた。 スクリャービン の白ミサ(ソナタ7番)を練習中のことだった。 この曲は既に2年は弾いているが、ここに来てようやく様々なアイデアが一つのまとまりになりつつある。 一音一音に全神経を集中…

デトックスは食事から

約3年前に重症アレルギー発作防止のため開始した生活習慣改革は食事と運動、それにサウナ、そして医薬品やサプリ断ちの4点が主眼である。 食事および経口摂取するものは全て身体を汚すものという基本的考えに立脚し、できる限り野菜を多目に、塩分糖分を控え…

ジムニーというクルマ

結婚した頃、中古で100万円ほどで購入し、とても気に入っていたジムニー2代目。 (写真はウェブから拝借) 仕事で自動車関係もやっているが、つくづくデザインと個性の貧しさだけが目につく自動車業界。 ジムニーのようなシンプルで硬派でセンス溢れるクルマ…

アスペルガー症候群は疾病ではなく個性

いまの職場でもそうだが、これまで何人もいわゆるアスペルガー症候群という疾病が存在するとすればぴったり「診断基準」を充たす人たちと仕事をしてきた。 アスペルガー症候群については多くのサイトがあるが、たとえばここにわかりやすい解説がある。 h-nav…

月と地球の奇跡的な関係

The Economist誌7/5号にWorld ifという特集がある。 「もし〜が〜だったら」というトピックで10ほどの記事があり、その中に「もし地球に月がなかったら高度な知的生命体は存在しない」という仮説が述べられている。 www.economist.com 地球と月の関係は太陽…

Daily Show

アメリカのTV番組Daily Showをここのところよく見ています。 といっても日本では放映されていないのでYoutubeで見ています。 Trevor Noahのキレのあるトークと痛烈な皮肉が痛快です。 リスニング、シャドウイングの訓練には最適だし、国際政治ネタが多いので…

サブキャラにも名前をつけるべき

日本映画の名作と言えば千と千尋の神隠しである。 申し訳ないが黒澤明とかではない。 あの世界観、緻密な描写、そして何より濃いキャラクターである。 巷のキャラランキングではハクだのカオナシだの湯ばばだのが上位に名を連ねるが、キャラ評論家として最も…

curmudgeonly

The Economistの記事を読んでいて初めて出会った単語。 辞書によると(スマホだといちいち辞書サイトにいったり辞書アプリを立ち上げなくても調べられるので便利): “a bad-tempered person, especially an old one” とある。これの副詞形。 日本語にすれば…

国連英検特A級二次試験受けてきました

昨日7/8は2018年第一回国連英検A級特A級の二次試験でした。 一次試験の合格通知と共に送られてきた二次試験の案内にある時刻と試験会場に10分ほど早めに着き、受験票と身分証を提示して受付完了。 会場は新宿の宝塚大学東京校でした。 受付時間の10:15から控…

ボツワナはアフリカの奇跡なのか

ボツワナについて調べていたら、こんな記事を見つけた。 diamond.jp そもそもボツワナという国名は人口の8割を占めるツワナ人の、「ツワナ人の国」という意味なのだそうだ。 内陸の国で、日本より大きな国土面積(60万km2)を持つが国土の多くはカラハリ砂漠…

国連事務総長という世界で最も困難な仕事

だと思う。 194か国(現時点)の加盟国の利害の相剋。 巨大で専門分化が進んだ組織。 深刻化する国際的諸問題(紛争、難民、貧富の格差、環境等) 曖昧な権限と重い責任。 歴代の国連事務総長をおさらいしてみる。 第1代 トリグブ・リー(Trygve Halvdan Lie…

国連憲章を暗唱せよ

日本人にはあまりなじみのないものであるが、憲章(Charter)というものは、特定の組織やプロジェクトを方向付ける最上位概念である。 国連憲章は国連設立の際、すなわち1945年6月26日にサンフランシスコで開催された連合国会議で調印された。 国連憲章の日…

月に行きたい理由を英語で説明する

日曜に迫った国連英検特A級二次試験の準備のため、月に行きたい理由を英語で説明してみる。 想定する質問は、"What is your dream? Please explain why that is your dream."である。 (というオープンな質問は咄嗟に答えることが難しいからだ) My dream is…

国連という組織はコンサルを燃えさせる

こんな記事がある。 「70年と0.5兆ドル後に国連は何を成し遂げたのか」https://www.theguardian.com/world/2015/sep/07/what-has-the-un-achieved-united-nations そもそも国連(UN, United Nations)は何のためにあるのか。公式には第三次大戦を未然に防ぐ…

ドバイに行きたい理由

いま一番行きたい国はUAE(アラブ首長国連邦)である。とりわけドバイ首長国(Dubai emirate)である。ずばりドバイである。 Dubai そこは世界の最先端が集う都市。 最先端の技術、最先端の情報が集まり、最先端の取組が国を挙げて成され次々に新しいものが…

中国の技術力はどれぐらいすごいのか

いま最も関心があることといえば中国の技術力。 先日ある研究会で仮想通貨(暗合通貨という方が正しい。cryptocurrency)の話題だった。 ビットコインのマイニングは、かつては素人でもがんばればできたのだが、今では一握りのプロ(組織)による上位寡占化…