昨日はコンクールの地区本選でした。
同じ部門に地区予選を通過した14人が参加。
この中から全国決勝大会に進出できるのはたった一人。
地区予選でも1/3しか通過できない狭き門。
完成度の高い演奏ばかりです。
自分はといえば、精一杯の演奏はしたものの、これまでおそらく10回ほどステージで弾いてきた曲であるにもかかわらず、なんでもないところでミスタッチはするは、一瞬暗譜が飛ぶわでもうこれは落ちたと思いました。
ノーミスのラフマニノフやリズム感あふれ叙情に富んだプロコフィエフなど、これはまず自分の通過はあり得ないと思い、結果発表も見ずに帰りました。
夜に来たメールを一応チェックしたら信じがたいことに自分が通過していました。
9年前に一度このコンクールで優勝してはいるものの、それ以来ずっと自己不信に陥っていた自分としてはこれでほんの少しだけ自分を信じてもいい気がしました。
こういう結果をいただくとかえって謙虚になるものです。
もっともっと磨かなければなりません。
ピアノに「完成」はないのですから。