コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

引き寄せの法則は正しいかもしれない

YouTubeで引き寄せの法則を学んでいる。 自己啓発モノはさんざん見たり聞いたり読んだがいずれもしっくりこなかったし懐疑的だった。 特に波動とか言い出すと胡散臭い。 しかしチャンカミ(上村浩晶)の存在を知って見方が変わった。 そして考えも変わってき…

トリフォノフというピアニスト

世界をみれば次々に逸材とされる若手ピアニストが登場するが、その多くは(次々に新星が現れるため)スターダムから姿を消す。 そんな中で輝き続けているのがダニール・トリフォノフ(Daniil Trifonov, 1991/3/5ロシア生まれの26歳、もうすぐ27歳)。 ショパ…

オートメーション化が進む

相変わらずAIで仕事が奪われるとジャーナリズムはかまびすしいが、結局のところオートメーションが進むことに過ぎない。 オートメーションの起源は産業革命(第一次)、18世紀中頃、蒸気機関の調速機とされる。 爾来、オートメーションは決してワーカーの敵…

不人気ブロガーのぼやき

どこにも書いていないオリジナルなネタを最先端の知見を以て簡潔に記述しているのだがアクセスは着実に減る一方。もとより大衆受けしないトピックだから当然の帰結。100年後には価値が認められているかもしれないがその時自分はこの世にいない。仕事柄コンフ…

村上春樹「タイランド」

村上春樹はほとんど読んだが(最新刊の雑文集を除き)、個人的に最も強い印象を受けたのは短編集「神の子供達はみな踊る」に収載されている「タイランド」だ。 主人公は中年女性、甲状腺の専門医。舞台は国際学会で訪れたバンコクである。 Wikiにネタバレし…

RPAで何をどこまで自動化できるのか

仕事の必要があってあるクライアントにRPAを含めた提案をすることになり、有力RPAベンダー複数社に話を聞いているが、現状ではあまり業務生産性、業務付加価値向上にはつながりにくい。 RPAはrobotic process automationの略で、いかにもAIロボットでプロセ…

フレデリック・フランソワ・ショパンの誕生日

本日2/22はポーランドの作曲家フレデリックフランソワショパンの誕生日(1810年)にあたります。 ピアノ音楽は決してこの方無くして語れないとよく言われますが、ぼくはショパンが単にロマンティックなメロディーメーカーで、名曲とされる曲を多く残した作曲…

いくら長生きしても足りない

やりたいことが多すぎる。 音楽と数学と哲学。 古代ギリシャ人が最も大切にした三領域。 音楽は演奏と聴くことと理論を学ぶこと。 弾きたいのはバッハ、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ショパン、ドビュッシー、ラヴェル、スクリャ…

東京の対蹠地はどこなのか

2015年10月14日に開始したfitbit、そろそろ2年半が経過しようとしており、最終目標である、累積歩行距離で地球半周する(20,004km超)のPole to Poleバッジ獲得が視野に入ってきました。 現在の累積歩行距離は18,138km、バッジ獲得まであと1,865kmあまりにな…

蘭寿とむ

宝塚のファンではないが蘭寿とむのファンだ。 2015年に惜しまれつつ退団した元花組トップスター。 蘭寿とむのことを知ったのは偶々見たNHKスペシャルだった。2015年だったか、当時の各組のトップスターの人物像を描いたものだった。 柚月礼音、蘭寿とむ、凰…

天才達の真剣勝負

昨日2/17は平昌オリンピックと将棋の朝日杯で天才達の真剣勝負が重なった。 羽生竜王と藤井聡太五段と羽生結弦選手にネイサンチェン等。 結果はそれぞれだったが、結果に関わらずそのいずれ劣らぬ真剣な姿勢と熱意と勇気に喝采を送ろうと思う。いや送らずに…

中島義道先生

中島義道先生の著作を読むと大抵のこといや全ての事が些事に思える。 哲学とは有閑の道楽などでは決して無い。 生きること死ぬこと人間の最も本質的な未解決問題に命を賭けて取り組むことだと思い知らされる。 人生に意味などない。 自然科学は人間の最も重…

足が速くなる靴が欲しい

仕事上都内の移動が多いわけだが、1駅、いや2駅分を電車に乗らず歩き、毎日20,000歩以上歩くことを目指しているのは、もはや減量のためや健康維持のためではなく、頭脳活性化および知能進化のためと言っても過言ではない。 しかし、5km(3~4駅分)を歩く必…

諺を信じるな。

ことわざ諺は必ずしも正しくない。 言葉の災いと言ってもいいものが多々ある。 いくつか例を挙げて説明する。 石の上にも三年 これは我慢強く辛抱すれば必ず成功するということわざである。そんなことはない。いや、がまんを奨励することは害悪でしかない。…

AIはaltenative intelligence

AIはartificial intelligenceの略だが、これをalternative intelligenceとみなしたらどうか。 単なるセマンティックの問題ではない。 人工知能という時、本質的に人間の知能をmimicするということになっていないか。 人間の使う言語をAIがシンボルとしてしか…

【読書メモ】クラシックの真実は大作曲家の自筆譜にあり

作曲家である中村洋子先生は、以前からブログを読んで大変勉強になると思っていた。 DU BOOKS: クラシックの真実は大作曲家の「自筆譜」にあり! - バッハ、ショパンの自筆譜をアナリーゼすれば、曲の構造、演奏法までも分かる / 中村洋子 この本はおそらくピ…

人間増幅(AH)こそAIの役割

先日あるクローズドの研究会であるAIの専門家とされる(かなり有名である)方を講師に招いて議論する機会があった。 自分としては、もはやAIと一括りにして論じることになんの意味もないと思っているし、論じるなら所謂IoTやロボティクスも併せて論じないと…

田中希代子というピアニストがいた

ピアニストなら皆ご存知であろう。田中希代子。 ショパンコンクール日本人初入賞者は中村紘子ではない。 ステージの後は毎回絶望のあまり死にたいと嘆いたほど自分に厳しかった人。 これからという時に膠原病を発症しコンサートピアニスト生命を断たれた人。…

デジタルピアノで十分

ここ数年で、クラシックピアノ界の中でも硬派のアコースティック主義者にもデジタルピアノの存在を認める動きが出ているのは好ましいことである。 クラシック音楽が市場として発展するためには、ピアノ人口が増えることが必要条件であり、日本の住宅事情を勘…

デジタルツールで行動変容

糖尿病はsilent killerとも呼ばれ、日本を含む各国で患者数が潜在的に人口の1割にも及ぶ(日本やアメリカの場合)慢性疾患であり、毛細血管がダメージを受けるため腎不全、網膜の炎症や中枢神経障害といった合併症をもたらす恐ろしい病気である。 しかし徐々…

【読書メモ】明治維新という名の洗脳

今年2018年は1868年の大政奉還から150年で、国を挙げて(一部かなり熱狂的に)「明治維新150年」機運が盛り上がっている。 なぜなのか。 自分は昔から「坂の上の雲」的な、司馬遼太郎史観とされる(司馬遼太郎さんのせいではなくそれを盛り上げた人々によっ…

スクリャービン エチュード作品42第5番嬰ハ短調

突如必要が生じて練習することになった。 10年ほど前に取組かけたことがあったが、優先順位をかなり下げたままほとんど手をつけず放置していた。 あらためて楽曲分析から始めている。 全体の構成は、終曲に向けて波状攻撃的に盛り上げていく(黒ミサ、焔に向…

頭脳王の計算問題

先週の金曜日2/2に日テレ系で放映された「最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王」はノーベル賞受賞者、歴史上の人物、パズルなど定番の問題が多いが、計算問題はなかなか工夫が施されていて面白い。 難易度は、一見難しそうだが、東大や京大の数学や物理の二次…

武満徹 雨の樹素描II オリヴィエ・メシアンの追憶に

目下絞り込んで取り組み中の自分にとっての新曲の一つが、武満徹作曲の雨の樹II。 メシアンの追憶と作曲家自身題しているが、和音からそれは明瞭に伝わってくる。 この曲の難しさは立体感にある。休符を如何に扱うかもきわめて重要。幸い作曲家は仔細に指示…

ショパンエチュード最難曲は10-11

小学生の頃、親が持っていたサンソン・フランソワとポリーニの全曲演奏のレコードを聴いて虜になってしまったショパンエチュード作品10と作品25は、自分にとっては未だに至高の作品である。 作品10は5年ほど前に全曲をリサイタルで弾いた。 作品25は4,5,6,7,…

うまいそばは本当にうまい

先日、仕事で長野に行った際、お客さんが穂高にある「くるまや」というお蕎麦屋さんに連れていってくれた。 山菜蕎麦をいただいた。 これは今まで長野で食べた蕎麦のどれよりも美味しい。 だし、そばのコシ、山菜、ねぎ、どれをとっても美味しい上に、調和が…

楽曲にコミットするとはどういうことか

これまで真剣にピアノに向き合ってきたと思っていたが、これまで何度も壁にぶちあたり、都度反省をしてきたが、今回は反省ではなく、決意表明である。 楽曲にコミットするのだ。 ただ単に弾けるようになりたいとかコンクールに出たいというレベルではない。 …

スマート農業をhypeにしてはならない

ここ1年、にわかに「スマート農業」が脚光を浴びており、日本のみならず米国でも欧州各国でも様々な取組が進められており、市場の動向を読み経営を指南する立場としても大いに着目している。 実際にスマート農業を手掛けている方々とも話をし、実際に農業を…