糖尿病はsilent killerとも呼ばれ、日本を含む各国で患者数が潜在的に人口の1割にも及ぶ(日本やアメリカの場合)慢性疾患であり、毛細血管がダメージを受けるため腎不全、網膜の炎症や中枢神経障害といった合併症をもたらす恐ろしい病気である。
しかし徐々に進行するために、患者の意識が低いと重症化し、重症化を防ぐには正しい治療と食事や運動など日常の習慣や行動の変容が欠かせない。
自分は常に血糖値も正常で糖尿病ではないが、2015年3月末に数年ぶりに原因不明のアレルギーを発症し(診断名は多形滲出性紅斑だが重度かもしれない)、その際は緊急入院となった。入院は人生初。
これがきっかけで食事特に炭水化物を減らし、ウォーキングを始めた。fitbitを始めて毎日の食事、歩数、心拍数、カロリー消費の管理を開始した。糖質制限はかなり厳格にやった。
その結果体重は15kg減、体脂肪率は24%から3-5%まで下げ、現在も維持している。
毎日の歩数も当初は8,000歩目標にしていたが、今は20,000歩が当たり前になっている。
暴飲暴食はなく、二日酔いもなく、ずっと悩まされてきた頭痛や胃腸の不調もなくなった。何よりアレルギーは再発していない。
西洋医学のエビデンスはない。しかし極端なパレオ主義ほどではないが、現代人は運動が少ない割にカロリー摂取が多すぎる。これでは様々な疾患が発生してもおかしくはないだろう。人体は数十年で進化するものではないだろうから。
自分が行動変容できたのはfitbitというIoTシステムのおかげである。
目下fitbitはデジタルメディシンを戦略としているがそれは正しい。