コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

RPAで何をどこまで自動化できるのか

仕事の必要があってあるクライアントにRPAを含めた提案をすることになり、有力RPAベンダー複数社に話を聞いているが、現状ではあまり業務生産性、業務付加価値向上にはつながりにくい。

RPAはrobotic process automationの略で、いかにもAIロボットでプロセスが自動化できるかのように聞こえるが、実際のところ(現時点では)かなり限定的だ。

そもそも業務プロセスが明確に定義されている必要がある。自分はコンサルタントとしても事業会社での業務としても業務プロセスの可視化を何度もやっているが、これがそう簡単では無く、時間もかかる。

また、紙の資料など非デジタルの情報があると導入し難い。

ルールベースの自動化なのでマクロのようなものだ。判断が伴うと使えない。

ただまったく使えない訳ではなく、業務プロセスを見直すことでかなり無駄な作業が見えてくることもあるので、RPA導入検討を契機に非付加価値業務を削減することがRPAのおかげでやり易くなる面はある。