宝塚のファンではないが蘭寿とむのファンだ。
2015年に惜しまれつつ退団した元花組トップスター。
蘭寿とむのことを知ったのは偶々見たNHKスペシャルだった。2015年だったか、当時の各組のトップスターの人物像を描いたものだった。
柚月礼音、蘭寿とむ、凰稀かなめ、壮一帆だったと記憶している。
その選ばれしトップスターの中でも一際凛とした輝きを感じたのが蘭寿とむだった。
宝塚音楽学校入学から卒業まで一度も首席を譲らなかったという。
そして音楽学校首席入学者はトップスターになれないというジンクスを破った数人のうちの一人。
宝塚だからということ、また性別にも関係なく美しい人間というものは存在するということを思い知らされる存在である。
このような美しさを感じる人間は真に稀少である。スポーツ界でもモーファラーやフェデラー、かつてのエドバーグなど数少ない。