およそこの世で最も正確な予測は人口動態。
既に超高齢社会(定義により)である日本で少子高齢化の潮流は止まる兆候すらない。
全国896自治体が消滅可能性都市。
改正年金法が成立したが賦課方式の年金制度で世代間格差は縮小しない。
日銀をして進めた金融緩和策は既に日銀当座預金残高400兆円を超えたが民間金融機関が融資拡大しない為実体経済に効果なし。
アベノミクスの三本目の矢は不発。
株式と債券の72%を保有する高齢者世帯の資産効果はあるのだろうがシルバーデモクラシーを助長するだけ。
若い世代はミニマリスト化でフローは伸びない。
マクロにもミクロにも経済面では希望を奪う材料ばかり。
経済面だけではないと言うかもしれない。
では安全保障はどうか。今の平和が寄って立つ基盤は前提は維持できるものか。
精神的充足?物質的に充たされずして有り得るのか。そもそも日本は食料自給をとうに放棄している。天然資源も然り。今の貿易の前提は続くのか。
和の精神?保たれているのだろうか。
希望を持つにはまず現実を認識することだ。希望は希望的観測とは違う。現実逃避ではないのだ。
その上で健全な、即ち正しい危機感を共有しよう。
劇場型政治に甘んじている余裕など我々にはもはやないのだ。
自分達の運命の手綱は自分達で握るのだ。