コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

血圧連続測定という夢の実現は近いのか

少し前のことですが、オムロンヘルスケア社(オムロンのグループ会社)が、画期的な技術を発表しています。

血圧の連続測定です。

血圧はきわめて基本的な生体情報ですが、実は連続測定がきわめて難しい指標でした。オムロンヘルスケアのこの技術は世界の最先端を行っています。

同社のプレスリリースにはこうあります:

オムロン独自の圧力センサが、橈骨動脈に平らに圧をかけ、手首に機器をつけるだけで心臓の拍動の1拍ごとの血圧を測る、連続血圧測定技術を世界で初めて開発しました

既に連続測定が当たり前になっている心電、脈拍、SpO2(血中酸素飽和度)と異なり、血圧測定は一時的に上腕や手首の血流を一時的に止めるオシロメトリック法が主流で、原理上連続測定は不可能なのです。

しかし同社が採用している新しい測定法は、トノメトリ法という、「橈骨動脈など、体表に近い動脈に圧力センサを押し当てて、1拍ごとの血圧を検出する方法。血管上部から適切な強さで圧迫することにより、血管の上部を平らな状態にし、圧力センサが押す力と押された血管が戻ろうとする力が等しくなる圧力から血圧値を測定する測定方法」(同社プレスリリース解説)です。

同社の技術力とブランド認知を活かすものとして大きな期待をかけている、イノベーションのシーズです。

同社は、既に2015年3月からプロトタイプでの臨床試験を開始しており、早期の薬機法(医薬品医療機器法)上の機器承認を取得することを目指しています。

永らく大きなイノベーションが無かったこの基本バイタルの世界を大きく変え、ウェアラブル機器を用いたバイタルセンシングの新たな可能性の開拓により同社の成長に寄与することを期待したいと思います。