どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。
この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。
必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。
作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうなのか、を6回に分けて解説する(一度に24曲分書くのは大変なので)。
今回は13番から16番まで。
第13番 嬰ヘ長調
箇所: 21小節目
理由: 嬰ニ短調に暗転したかと思いきや今度は嬰ハ短調に明転。
第14番 変ホ短調
箇所: 7小節目
理由: ナポリの六の和音が出現。深い響きで。
第15番 変ニ長調
箇所: 60小節目
理由: 中間部の主調cis mollにⅤの和音で戻る。どこかしら懐かしい響きで。
第16番 変ロ短調
箇所: 22小節目
理由: durへの移行。くもった深い響きだが少し明るめに、明るさを増しつつ弾く。